アイドルグループ・Kis-My-Ft2の北山宏光が、映画初出演・初主演にして、初“猫”に挑戦することで話題を呼んでいる映画『トラさん~僕が猫になったワケ~』が、15日より全国で公開される。板羽皆の同名マンガを実写化した同作は、酒とギャンブルに溺れる売れない漫画家・高畑寿々男(北山)が交通事故で死んでしまい、地獄行きの前の今までの愚かな人生を挽回せよと、1カ月の執行猶予で猫として妻子(多部未華子、平澤宏々路)のもとに戻されることになる。

アイドルながら“ダメ男”を演じ、さらに特製“猫スーツ”で、周りからは猫に見えている寿々男の姿を熱演した北山。一見するとギャグ映画のようだが、マスコミ試写等でも「まさかこの映画に泣かされるとは」という声が続出した同作について、主演の北山に話を聞いた。

■やりがいのある作品に出会えた

――映画初主演で猫役、しかもダメ男を演じられましたが、ご自身ではどういう印象でしたか?

一気にきたな、と思いました。初主演で、初猫。ものすごくやりがいがある作品に巡り会えましたし、初めてのことだらけでした。挑戦できる部分は挑戦して、今までの経験を活かせるところは活かして、と心がけました。

――ダメな男を演じるにあたって、気をつけたところや意識したところはありますか?

原作を読んだ時に、寿々男はすごくキュートな部分を持っているなと思ったので、ダメなことをやっていても、どこかキュートさは残しておきたいとは、意識していました。この家族は言葉にせずとも芯がつながっているなということも感じていて、寿々男の人柄も反映されるのではないかと思っていて。寿々男って、ダメ男なんだけど、素直ですよね。素直じゃない風に見せてるんだけど、それすらバレている素直さ、と言うか。そこをうまく出したいと思うと、行き着くのが、“キュート”なんです。キュートであるべきかな、ということは感じていました。

――実際に完成した作品を見た感想は。

自分をあんなに大きなスクリーンで観たのは初めてだったから、全然ストーリーが入ってこないんですよ(笑)。「出てるな、俺」みたいな。2回目からやっと、わかるようになっていって、僕の芝居も、宏々路ちゃんや多部ちゃんのお芝居も、積み重なって行けたという印象がありました。一つ一つで終わりではなく、ちゃんとつながって、積み重なって、エンディングを迎えられたと思いました。