Googleを展開するAlphabetは米国時間2019年2月11日、同社のグループウェアツール「G Suite」の改善を公式ブログで報告した。刷新したGoogle Docs APIは文書の自動作成機能や、ワークフロー管理、コンテンツ管理システムとの同期機能を新たに備える。新APIはすべてのG Suiteエディションを対象に利用可能。

  • Zapier+Google Docs APIの一例(公式ブログより抜粋)

    Zapier+Google Docs APIの一例(公式ブログより抜粋)

別の記事では新Google Docs APIの詳細を報告しており、カスタムワークフローの作成などに用いるZapierとGoogle Docs APIを用いると、テンプレートを使用してドキュメントを自動作成できるという。また、Netflix+Google Docs APIの組み合わせでは、開発対応プロセスの自動化と、収集データのドキュメント自動作成が可能と説明する。脚本作成用ツールのFinal Draft+Google Docs APIでは、Google Docsで作成したスクリプトをFinal Draftに流し込むといった処理が可能だ。

同社は「自動化やAPIによる監視」「ワークフローの容易化」「共同作業の効率向上」といった利点を説明しつつ、Google Docs APIを用いた開発をエンジニアにうながしている。

阿久津良和(Cactus)