テレビ東京系ドラマBiz『よつば銀行 原島浩美がモノ申す! ~この女に賭けろ~』(毎週月曜22:00~)の第2話が、きょう4日に放送される。

  • 真木よう子

同作は、作・周良貨、画・夢野一子により1993年から1997年にかけて『モーニング』(講談社)で連載された漫画『この女に賭けろ』を実写化。都市銀行で働く女性総合職の主人公が、大胆な発想と行動力で業績不振の支店の立て直し等を手掛け、上り詰める様子を描く。真木は、トラブルメーカーと噂されるが法人営業課長に大抜擢された原島浩美を演じる。

よつば銀行・台東支店へのノルマがさらに厳しくなり、頭を抱える支店長の山田太平(寺脇康文)が、原島浩美(真木)に新規取引先の獲得を急がせる。浩美は日本STというベンチャー企業の高い将来性に目をつけるが、残念ながらすでに取引済みだった。それでも調べを進める中、この2カ月で当座預金がなぜか急増していることに気づく。窓口担当の松田葉子(西野七瀬)の話では、最近専務の様子もどこかおかしいという。

もしやほかの金融機関から融資を受けているのかと気になった浩美は、同社担当の融資課・丹波郁雄(菅原大吉)の家を訪ねる。有能だが出世街道からはずれ、やる気をなくした丹波はズル休み中だった。丹波は日本STの社長・山根和弘(加藤シゲアキ)が技術者としては優秀だが経営能力がなく、プロを入れなければ倒産すると分析し、助ける気がなさそうだ。

山根は技術者としての夢と熱い思いを語り、現在開発中のAIを使った音声認識システム「エウレカ」に自信をうかがわせる。さらに大口の受注があったために資金繰りがよくなったと語るが、裏で調べを進めていた丹波は、黒い噂で注目されている黒田法眼(黒田福美)がオーナーの会社が受注先であることを突き止める。法眼は、目を付けた企業を"融通手形"で一時助けるものの、最終的に乗っ取ってしまうという。丹波はすでに多額の融資手形が出ている日本STを、「もう手遅れだ」と突き放すが、浩美は危険を承知で山根たちを救おうと奔走する。