西武鉄道は29日、ダイヤ改正を2019年3月16日に実施し、同日から池袋線・西武秩父線で新型特急車両001系「Laview(ラビュー)」の運行を開始すると発表した。設備の改修などにより、一部列車は池袋~所沢間を最速19分で運転するという。
新型特急車両001系「ラビュー」は、建築家の妹島和世氏監修の下、外観・内観ともに「いままでに見たことのない車両」をめざした「西武鉄道の次の100年に向かって走り出すフラッグシップトレイン」。1編成あたり8両編成、乗車定員は422席(全席指定)で、2018年度に2編成16両、2019年度に5編成40両を製作し、2019年度までに池袋線・西武秩父線の特急車両10000系「ニューレッドアロー」を順次置き換える予定となっている。
今年3月のダイヤ改正では、池袋線・西武秩父線の特急「ちちぶ」「むさし」のうち、土休日の下り5本(「ちちぶ5・13・29号」「むさし67・43号」)・上り5本(「ちちぶ20・28・48号」「むさし64・34号」)、平日の下り5本(「ちちぶ9・17・37号」「むさし27・51号」)・上り6本(「ちちぶ24・32・56号」「むさし6・12・42号」)が新型特急車両001系「ラビュー」での運転に。これらの列車のうち、土休日の「ちちぶ5・13号」「むさし67号」、平日の「ちちぶ17号」は池袋~所沢間を最速19分で結ぶ。
なお、ダイヤ改正当日の3月16日に限り、朝の「むさし64号」は10000系「ニューレッドアロー」で運転。新型特急車両による営業初列車は同日の下り「ちちぶ5号」(池袋駅7時30分発・西武秩父駅8時51分着)となり、池袋~所沢間の車内において、乗客に記念グッズを配布する予定とのこと。
新型特急車両「ラビュー」のデビュー後も、特急「ちちぶ」「むさし」の停車駅や特急料金は現行の列車と同じ。3月16日以降の特急券は運行開始1カ月前の2月16日7時から販売開始し、西武線の特急券発売駅やチケットレスサービス「Smooz」、インターネット予約サービス、JTB各店舗などで取り扱う。チケットレスサービス「Smooz」およびインターネット予約サービスは発売直後、アクセスが集中し、つながりにくくなる場合がある。