グレープシティは、Microsoft Excelと互換性の高い表計算データグリッドコンポーネント「SPREAD for Windows Forms(スプレッド)」の新バージョン「12.0J」を、2019年2月20日より販売開始することを発表した。ライセンス価格は1開発17万2,800円(税込)。

  • 参照元、参照先のExcelファイルをWorkbookオブジェクトに読み込み、フォーム上のSPREADのインスタンスにアタッチ

    参照元、参照先のExcelファイルをWorkbookオブジェクトに読み込み、フォーム上のSPREADのインスタンスにアタッチ

SPREADは、ExcelライクなUIを持つWindowsフォームアプリケーションを短期間で開発できる、業務アプリケーション開発者向けのVisual Studio用グリッド&スプレッドシートコンポーネント。

新バージョン12.0Jでは、新たに「IWorkbookSetインタフェース」が追加された。ExcelファイルのデータをWorkbookオブジェクトとして保持できるため、さまざまな連携が可能になり、たとえば外部参照を使用したExcelファイルの読込/出力に対応する。

また、コーディング作業を軽減するGUIデザイナ「SPREADデザイナ」が強化され、SPREADデザイナ上で、セル型が「デフォルト」のセルに対してExcelライクな「セルの書式設定」ダイアログから各種書式を設定できるようになった。加えて、タイトルや作成者などのファイル概要情報をAPIからだけでなく、SPREADデザイナ上から設定可能になった。

さらに、ソート/フィルタリング機能強化や行の高さの自動調整機能、Excelライクなスタイルシステムの追加、パターンとグラデーションの設定など、業務アプリケーションをExcel化するにあたり最適なコンポーネントとして多数の機能が追加されている。