TOTOは、米国ネバダ州はラスベガスで現地時間8日から開催される世界最大級の見本市CES(International Consumer Electorics Show 2019)において、IoTテクノロジーを活用した未来の水回り空間を提案する。

  • ブースイメージ(同社資料より)

    ブースイメージ(同社資料より)

2017年5月に100周年を迎えたTOTO。公式サイトにはその歩みが掲載されているが、同社がこれまで推し進めてきた技術革新の解説が掲載されている。トイレで水を流すとき何気なく見ているあの渦を巻くようなトルネード水流、水を電気分解し除菌効果を高めるewater+、シャワーの水に空気を含ませることで大粒化し節水しながらの快適な浴び心地を提供するAIR-INなど、日常的に使用する水回りに隠れた技術に唸る。

そんなTOTOが世界最大級のエレクトロニクス見本市に出展するのは、IoTテクノロジーを用いたパブリックトイレのソリューション。2018年にパブリックトイレにおける協業を開始したTOTO USAとGP PROのIoTソリューション「KOLO」との連携では、大/小便器や自動水栓、自動ソープディスペンサなどのIoT対応器具とモバイル/Webアプリケーションの連携で使用頻度や残量測定を行いコスト削減や節水効果、ユーザー満足度の向上を提供する。

浴槽展示エリアにはデザインとテクノロジーの優れた商品としてCES Innovation Award Honoreesに選出されたウォシュレット一体形便器フラッグシップモデル「ネオレストNX」とリラックス姿勢で入浴できる海外向け浴槽「FLOTATION TUB」も展示される。同社のグローバル公式サイトには、この両製品が紹介してあるが「ネレストNX」は先進的なデザインとミストや脱臭など衛生サイクルを自動で回す仕組みを提供する未来的なトイレ。「FLOTATION TUB」は、ムービーを見ると一目瞭然、ウォーターマッサージのシミュレーションを繰り返し設計されたという漸進的なリラックスを提供する夢のようなバスタブだ。

  • 贅沢な空間を提供する「FLOTATION TUB」(公式動画より抜粋)

    海外向けとのことだが、実に贅沢な空間を提供する「FLOTATION TUB」(公式動画より抜粋)