日本ヒューレット・パッカード 代表取締役 社長執行役員を務める吉田仁志氏は、2019年の年頭所感を発表した。

2019年の門出にあたり、旧年中に皆様から賜りましたご支援、ご厚情に対し深く感謝申し上げますとともに、ご挨拶申し上げます。


昨年は、地震や台風など多くの自然災害に脅かされた年となりました。被害にあわれました皆様におかれましては心よりお見舞いを申し上げます。また、一日も早い復興をお祈り申し上げます。


さて、国内の経済動向は堅調に推移し、回復基調が継続しております。雇用状況も引き続き好調に推移し、投資環境も整いつつあります。ITを取りまく環境においても昨年は過去10年来、最も投資意欲の高い年といわれました。


一方で米国と北朝鮮との電撃的な協議開始や米中間における貿易戦争の兆しなどの政治的なリスクを背景に、年末にかけて世界の株式市場は大きく上下し、世界情勢はますます混迷を深めています。


このように、まだまだ先行き不透明なビジネス環境を乗り切るため、多くの企業はデジタルトランスフォーメーションを中心におき、ビジネスの変革に取り組んでいます。私共 ヒューレット パッカード エンタープライズ(HPE)は、企業のビジネスを加速するために、先進的なテクノロジーとサービスで引き続きご支援をさせていただきます。


IoT時代におけるデータのさらなる爆発的増加により、集約型のクラウドコンピューティングは限界を迎えています。データを収集した先で処理するインテリジェントなエッジコンピューティング、そしてそれを分析し、柔軟に処理するマルチクラウド環境が必要です。企業のITシステムもこの潮流をとらえたプラットフォームを構築することで、競合他社よりも早くデータを取り込み、分析、アクションに変えるスピードが必要です。


HPEは、インテリジェントなエッジコンピューティングとマルチクラウド環境に対応する柔軟なサーバインフラストラクチャ、AIソリューション~Infosightによる保守の効率化、すべてのITをサービス化するEverything as a service~GreenLakeなど、お客様の様々なニーズにお応えし、ビジネスを加速するエッジからクラウドまでのトータルなソリューションをご提供いたします。


平成最後の節目の年、新しい時代を切り開くため、日本ヒューレット・パッカードは優れた製品、ソリューション、エキスパートによるサービスでデジタルトランスフォーメーションを加速し、お客様ならびにパートナー様のビジネスに貢献する所存でございます。


引き続きより一層のご高配を賜りますよう、お願い申し上げます。