ウイングアーク1stは12月18日、125m四方の小規模商圏分析を可能とする曜日時間帯別の人口統計データ「あさひる統計」を、「3rd Party Data Gallery for MotionBoard Cloud(以下、3PDG for MBC)」と「3rd Party Data Gallery On Demand(以下、3PDG On Demand)」のラインナップに追加し、サブスクリプションサービスとして提供を開始すると発表した。

あさひる統計とは、スマートフォンのアプリから得られる位置情報ビッグデータを統計処理し、125m四方(6次メッシュ)という小地域で人口を平休日・時間帯別に推計したのち、見たい・知りたい場所・時間帯毎の人口を把握可能にするもの。

同社によると、これまでは最小で500m四方(または町丁字)の商圏分析であれば可能であったが、商業施設が集中するエリアでは、自施設以外を訪れた人も含まれることになり、ターゲットエリアを絞った正確な小地域分析が困難であったという。

125m四方という小地域における狭い商圏の分析が可能となることにより、コンビニエンスストアやドラッグストア、カフェなどの小売や流通サービスにおいて、小商圏の人口分布把握や立地評価など、正確でよりピンポイントな分析が可能となる。

また、今回のサブスクリプションサービスでは、エリアごとの年間の平均人口を年に2回更新して提供するため、常に最新の情報が把握できる。加えて、必要な期間のデータを月額利用することができるため、従来の買取型データに比較し初期コストを抑えた導入が可能となる。

  • 地域特徴が一目でわかる4つの分類コード(住宅街、歓楽街、ビジネス街、お買い物とレジャー)うち、ビジネス街に該当するエリアのみ表示し更にその中でも人口密集エリアを色で識別できるようにしたボード

今後は、同社が提供するクラウド型BIダッシュボード サービス「MotionBoard Cloud」を分析基盤として自社データも併せた分析が可能なサービスと、「3PDG On Demand」で安価にデータを閲覧可能なサービスの提供も行っていく予定だ。