Appleは、女性がオーナーまたはリーダーであるアプリケーション主導のビジネス立ち上げをサポートするプログラム「Entrepreneur Camp」を立ち上げたことを26日、発表した。

「Entrepreneur Camp」は、女性起業家支援のために同社がスタートさせたプログラムで、女性が創業者、共同創業者またはリーダーであること、少なくとも1人の女性が開発チームにいるなど女性起業家を要件にするサポートプログラムで公式サイトにて応募受付を開始している。

実際に動作するプロトタイプを持つことなども要件となる実践的プログラムは、四半期単位でセッションが開始され、Appleキャンパスでの2週間の集中プログラムに3名を派遣でき、Appleエンジニアによるコーディングレベルでのサポート、デザインやテクノロジーに加え、Apple Stroreでのマーケティングについての指導が受けられるほか、担当者よる継続的なガイダンスやサポート、WWDCのチケットなども提供される。

AppleのCEO(最高経営責任者)のティム·クック氏は「Appleは、より多くの女性がテクノロジー分野全般さらにそれ以上にリーダーとしての役割を果たすための手助けをすることに取り組んでいます。私たちは新しいApple Entrepreneur Campを通じてアプリケーション開発コミュニティーにおいて女性のリーダーシップを養成する手助けすることに誇りを持っており、すでに起こりつつある信じられないような仕事、そして今後きっと起こることの両方からインスピレーションを得ています」とテクノロジー分野への女性進出をサポートすることを述べている。

同社では、女性がベンチャーキャピタルの分野でも男性に比べ厳しい面におかれているにも関わらず、テクノロジースタートアップでは投資収益率が男性を上回っていることなどにも言及しており、女性が率いるビジネスが有意義なインパクトを与える可能性を示唆している。

  • 同社資料より

    同社資料より