新車情報[2018.11.26 UP]


伝説の「イオタ」が現代に復活! ランボルギーニ アヴェンタドールSVJが日本で初公開

アヴェンタドールSVJ

文と写真●内田俊一

 ランボルギーニ・ジャパンは11月21日、横浜にてランボルギーニデイ2018を開催。そこで、アヴェンタドールSVJをアジアプレミアした。


SVJのJはイオタ


 毎年8月にアメリカで開催されている“ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリング”においてワールドプレミアしたランボルギーニ アヴェンタドールSVJが日本でも公開された。

 “SVJ”という名称はマニアにとってはたまらない響きだ。アウトモビリ・ランボルギーニ最高営業責任者のフェデリコ・フォスキー二氏もそのあたりはわかっているようで、発表会のプレゼンテーションにおいてはまずその説明から始められた。「SVはスーパーヴェローチェ(超高速)を指し、ランボルギーニが卓越したパフォーマンスを持つクルマに対して名乗らせた名称です。ミウラやディアブロ、ムルシエラゴにありました。しかし今回はそれだけではありません。そこに“J”がついたのです。J=イオタははより軽くよりパワフルなクルマにつける名称で、市販車でありながらレースでも走れることを意味しています」とSVJの特別感を強調。その証明として、アヴェンタドールSVJは、ニュルブルクリンク北コース20.6kmのラップタイム6分44秒97という、市販車最速記録を樹立している。

 この結果もあり、すでに100台もの受注があったという。因みに日本での価格は5154万8373円(税抜)が予定されている。


アウトモビリ・ランボルギーニ最高営業責任者のフェデリコ・フォスキー二氏


究極のパワーウエイトレシオのために総力を挙げて軽量化


 気になるパフォーマンスは、8,500rpmで770馬力を発揮し、歴代ランボルギーニのV型12気筒エンジンを搭載した量産車のなかで最高出力を誇る。トルクは73.4kgm/6,750rpmだ。フォスキーニ氏は、「チタン吸気バルブを導入することによってピストンスピードを速くするとともに、摩擦を低減。また吸気シリンダーヘッドダクトにもチタンを採用することで、よりパワーを生み出しています」と説明する。さらに、フライホイールもアヴェンタドールに対し13%軽量化したものを採用した。



 今回の開発目標のひとつとして、最高のパワーウエイトレシオへの実現があった。「とくに重量に関しては、すべての知恵と知識を結集し軽量化を図りました。様々な軽量素材、とくにカーボンファイバーを広範囲に採用しました」という。例えばルーフやピラー、フロントスプリッター、リヤウイング、リヤボンネットにも採用している。モノコック構造の軽量ホイールも採用。こういったものにより、燥重量が1525kgと大幅な軽量化を実現し、パワーウエイトレシオは1.98kg/hpとなった。フォスキーニ氏は、「最高の技術を結集したクルマに仕上がっています」と自信満々な様子だ。

 パフォーマンスは、0-100km/h加速は2.8秒、0-200km/h加速は8.6秒。最高速度は350km/hを超えるが、100-0km/hの制動距離は30秒である。


特許技術ALAシステムが2.0に進化


 近年ランボルギーニは空力に関しても力を入れており、それはこのアヴェンタドールSVJも同様で、ウラカンペルフォルマンテにも搭載されたALAシステムを導入している。ランボルギーニの特許技術であるALA(エアロダイナミカ・ランボルギーニ・アッティーヴァ)は、このアヴェンタドールSVJで2.0に進化。これはフロントスプリッターとエンジンボンネットのフラップを電動モーターで開閉させ、空力負荷を積極的に変えることで動的な状況に応じて高ダウンフォース、または低ドラッグを実現している。

 すべての車載電子システムをリヤルタイムに制御するLDVA(ランボルギーニ・ディナミカ・ヴェイコロ・アッティーヴァ)2.0を活用し、また、ALAのフラップは500mm秒以下で作動することができるため、どのような走行状況でも最良の空力設定を保証する。具体的には、ALAがオフのときは可変フラップが閉じるので、「ダウンフォースを最大化し、高速でコーナーを曲がるときやフルブレーキングときなど高いダウンフォースを得たいときに利用します。一方、オンにするとフラップが開き空気が流れ込み、ダウンフォースを抑え最大加速および最高速度のための最適な条件が生み出されます」と説明する。

 「もうひとつリヤスポイラーに特徴があります」とフォスキーニ氏。リヤウイングのインナーチャネルは左右で分かれているため、高速時のエアロベクタリングを行うことができるのだ。曲がる方向によって、LDVA2.0がウイングの左右それぞれのALAのオン/オフを指示し、内側のホイールに対するダウンフォースとトラクションを高めローリングの加重伝達に対抗することで、シャシーの推進力が最適化されより小さい操舵角で全体的な動的安定性が向上する。



 「デザインはクルマのいちばん大事な部分でもあります」とフォスキーニ氏がいうように、アヴェンタドールSVJもデザイナーが、「過去のモデルを参考にしながらも、どの角度から見ても戦闘機のイメージを踏襲しています。とくにサイドビューは、戦闘機からインスピレーションを得ていることがよくわかるでしょう。そのおかげでこのクルマは非常にアグレッシブな印象を与えているのです」とコメントした。










アヴェンタドールSロードスター50thアニバーサリージャパン「火」

 さて、今回開催されたランボルギーニ デイ ジャパンは毎年開催されており、今年は初めて横浜で行われた。会場となった横浜スーパーファクトリー(神奈川県横浜市)にはアヴェンタドールSVJやウラカン等のほかに、日本市場向けに特別にデザインが施された5台の限定生産モデル、アヴェンタドールSロードスター50thアニバーサリージャパンの水・地・火・風・空のすべてが揃ったほか、デビュー50周年を記念して本国のポロストリコでレストアされたイスレロとエスパーダが展示された。


アヴェンタドールSロードスター50thアニバーサリージャパン「風」


アヴェンタドールSロードスター50thアニバーサリージャパン「水」


アヴェンタドールSロードスター50thアニバーサリージャパン「空」


アヴェンタドールSロードスター50thアニバーサリージャパン「地」


エスパーダ

 また、横浜市内から会場まで100台以上のランボルギーニのパレードも開催され、帰宅途中の通勤客や観光客の目を引き付けていた。

 アウトモビリ・ランボルギーニCEOのステファノ・ドメニカリ氏は、「日本はランボルギーニにとって本当に素晴らしいマーケットで、つねにトップ3に入るパフォーマンスを持っています。今年もまた新しい記録の年になりますし、来年もまた記録を打ち立てることになるでしょう」と期待している様子だ。


イスレロ

 そしてランボルギーニデイジャパンについても、「350人以上の方が参加され、およそ100台のクルマが横浜を中心にパレードします。そこに参加した人たちは、クルマだけではなく、イタリアという国に対して誇りを持ってくれている人たちなのです」と語り、ランボルギーニがイタリアを代表するメーカーであることを強調した。


ランボルギーニ アヴェンタドールSVJ(7速AT・ISR)


全長×全幅×全高 4943×2098×1136mm
ホイールベース 2700mm
車両重量 1525kg
エンジン V12DOHC
総排気量 6498cc
最高出力 770ps/8500rpm
最大トルク 73.4kgm/6750rpm
サスペンション前後 ダブルウィッシュボーン
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤ前後 255/30ZR20・355/25ZR21

販売価格 5154万8373円(税抜)

if(empty($write_tag_flg)){ ?> /*関連情報一覧*/ ?> if($data['tag']){ ?>

関連情報


foreach ($data['tag'] as $tag_key => $tag_val) { ?> } ?>
} ?> } ?>