米Amazonですらも今季のホリデーシーズンでは、印刷物の商品カタログを配付しているというが、カタログやDMは、ユーザーが手に取り読んでいる間はそのコンテンツだけに没頭してもらえる。作り込んだDMの反応はやはり高いものだという話はよく聞く。

大日本印刷(DNP)は、Salesforceのマーケティングクラウドプラットフォーム上でDM生成から送付までを行えるビジネスアプリ「DNPパーソナライズドオファーサービス」を2019年春から提供することを20日、発表した。

  • Salesforceカスタマージャーニビルダー上の「DNPパーソナライズドオファーサービス」(同社資料より)

    Salesforceカスタマージャーニビルダー上の「DNPパーソナライズドオファーサービス」(同社)

Salesforce Marketing Cloudは、顧客のチャネルやデバイスなどに適切なマーケティング施策を提供できる機能を有しており、DNPがSalesforceのマーケットプレイス「AppExchange」で来年春から提供を予定する「DNPパーソナライズドオファーサービス」は、生活者にとって最適なタイミングや嗜好を見極めてDMを自動送付できるビジネスアプリとなる。サービス利用料金は月額500,000円(デザインや制作、印刷や郵送代は別途必要)。

同社は、Salesforceプラットフォーム上でDMの生成から送付までを自動で行えるアプリとしては国内初になることや、デジタルとアナログ双方の強みを活かすことで生活者一人ひとりに対する企業のパーソナルなマーケティング施策のスピーディーな実施を支援していくことを述べている。