ALSOKは11月16日、同社の入出金機オンラインシステムと寺岡精工のPOSシステムを連携させた、スーパーマーケット向けソリューション「ALSOKキャッシュマネジメントサービス」の提供を開始したと発表した。

流通業界は、店舗運営上多額の釣銭を保有している店舗が多く、そのため効率的な現金管理などのニーズがある。加えて近年は、クレジットカードや電子マネーなどの電子決済の利用が増加しており、キャッシュフローの改善が求められているという。

これを受けてARSOKと寺岡精工は、2017年3月より共同で現金管理トータルサービスの実用化に向けた運用を行ってきた。その中で一定の効果が見られたため、このたび新ソリューションの提供に至った。

同ソリューションでは、まず、店舗内のすべての現金の見える化を実現。これにより、レジで過不足が発生した金種のみを補充・回収することができ、効率的なリサイクルが可能となる。また、見える化データや過去の釣銭使用実績などからALSOKが最適な釣銭を計画し、タイムリーに店舗に配送することでキャッシュフローを改善することも可能だ。

  • 「ALSOKキャッシュマネジメントサービス」イメージ

加えて、入出金機オンラインシステムとレジ間の現金移動を個人ごとの操作履歴として管理することで、アルバイトでも簡単・安全・確実な現金管理を行うことができ、現金過不足発生のリスクも低減させる効果がある。

また、これまで帳簿などで行っていた店舗内の現金管理をデータ化し、釣銭計画・作成・配送から売上金回収・口座入金までALSOKがワンストップで提供。これにより店舗運営者は、管理業務の時間削減が可能となり、それ以外の業務に専念することができる。