伊勢神社【佐賀県】

伊勢神宮といえば、2000年の歴史を有し、内宮・外宮をはじめ125の宮社からなる三重県伊勢の「お伊勢さん」。日本全国8万社余りある神社の中心に位置付けられたお宮で、古来から多くの参拝者が訪れる、いわば日本人の聖地です。佐賀市伊勢町の伊勢神社は、何と、その伊勢神宮の国内ただひとつの分社。「九州のお伊勢さん」として親しまれています。

伊勢まで行かなくとも“お伊勢参り”ができる! 元祖佐賀のゆるキャラ?も必見


平成25年(2013)に斎行された遷宮で、再び注目度がアップした三重の伊勢神宮。その唯一の分社が佐賀市内に存在します。「九州のお伊勢さん」と呼ばれる伊勢神社があるのは、市内を南北に貫く国道264号線沿い。戦国時代、天文11年(1542)に佐賀の郷士杉野隼人が、熱心な崇敬心により伊勢神宮から分霊をいただき、佐賀県神埼市の田手に祀ったのが始まりといいます。天正19年(1591)に佐賀鍋島藩の藩祖である鍋島直茂によって、現在の場所に遷座されました。 神社入口にある肥前鳥居は慶長12年(1607)に造立されたもので、市の重要文化財に指定されています。 昭和になって改築され現在に至っている本殿、商売繁盛のご利益があるとされる伊勢恵比寿神社、佐賀の町の発展と災害から護るために奉納された英彦山神社など、ここは見どころもたくさん。 特に人気を集めているのが、境内に鎮座する一対の肥前狛犬です。一見狛犬とは思えない素朴で愛らしい姿形が、見る人を和ませてくれます。実は、この肥前狛犬が誕生したのは、江戸時代初期。佐賀市で最も古い狛犬であることから、「元祖ゆるキャラ!?」と話題になっています。