シチズン時計は11月15日、「平成の初めと終わりにみる、『ほどよい時間』調査」の結果を発表した。調査は9月25日~26日、20代・30代・40代以上の全国のビジネスパーソン400人を対象にインターネットで行われた。

調査によると、社内会議については1回あたり40分(男性41分、女性39分)がほどよい時間という結果に。平成元年(男性1時間16分、女性1時間10分)と比べると、男女ともに30分程度減少した。「この30年は、特にインターネットが登場したことで急速に社会がIT化し、仕事も効率化が進みました。したがって長い会議は無駄という意識が浸透したのも当然といえば当然です」と同社。

ビジネス電話については男性5分58秒、女性4分52秒がほどよい時間となった。こちらは平成元年の調査(男性2分59秒、女性3分5秒)と比べて大幅に増加した。

1日に仕事でパソコンやスマホなどの情報端末に接するほどよい時間は、男性2時間30分、女性3時間16分。平成元年調査(男性55分、女性1時間44分)からほぼ倍増した。

1日の勤務の中のほどよい息抜き時間は、約35分(男性36分、女性34分)。夏季一斉休暇のほどよい期間は、男女ともに8日(男性8.4日、女性8日)。

1カ月のほどよい残業時間は、男性15時間5分、女性10時間12分だった。1日あたりに換算すると月22日勤務として、男性は約40分、女性は約27分となる。

仕事の付き合いで飲食・飲酒するほどよい時間は、1時間40分前後(男性1時間42分、女性1時間40分)に。平成元年(男性2時間28分、女性2時間19分)と比べて40分程度短くなった。

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