Web会議やテレビ会議をはじめとしたテレワークソリューションを提供するブイキューブとオフィス家具や建材製品などより良いオフィス環境を提供するオカムラの両社は、防音型スマート電話ボックス"テレキューブ"の新型となる「TELECUBE by OKAMURA」を開発、12月より販売を開始する。

サービス業をはじめ、複合的なプロセスや業務が並列に混在するオフィスでは、難しい課題が生じる。デスクで集中してミスが生じないように個人で行わなければならない業務、コミュニケーションを多用して、各自がリアルタイムで進めなければならない業務などなど。企業や業種、職種、または企業文化により大きく異なることだろう。このような環境では、"音"も大きな課題となる。一刻の猶予も無くミスが致命的な影響を作りかねない処置に対応しているプログラマと日常的に電話で応対しなければならないコールセンターの業務が衝立も無い狭い空間に併置してあれば、意思疎通やコミュニケーションなどの利点はあったとしても、それぞれの業務効率はどうしても落ちてしまう。この課題を解決するにはツールが必要になる。

テレワークソリューションを提供するブイキューブとオフィス家具やより良いオフィス環境構築のためのソリューションを提供するオカムラの両社は、ブイキューブの防音型のスマート電話ボックス「TELECUBE」の最新版を開発、12月より販売を開始する。

  • 1人用の「TELECUBE by OKAMURA」(同社資料より)

    1人用の「TELECUBE by OKAMURA」(同社資料より)

屋内外を問わずに設置できる専用ボックス「TELECUBE」は、外部音を遮断、内部音を漏らさない防音設計を持ち、内部にはV-CUBEのWeb会議が利用できるPCを搭載。緊急のやりとりや遠隔でのミーティングにも対応できるテレワーク推進のための強力なツールだ。設置場所での組み立てというフットワークの軽さ、24時間365日のシステムサポートやデータ消去といったセキュリティ面での対策も行われている。

新たに開発された「TELECUBE by OKAMURA」は、椅子と机にオフィス家具製造実績で培ったノウハウが搭載されている。長時間の固定座椅子は疲れがたまってしまうが、人間工学の知見から高さや広さ、座り心地が追求されており、レイアウトの自由度も高められている。また、内部には映画館でも利用されているという高性能吸音パネルを設置。構成部材には不燃クロス、グラスウールなどの不燃材採用による防火性の強化など建材製品のノウハウが詰まっている。製品は1人用サイズが1200W×1200D×2315H(mm)、2人用サイズが2400W×1200D×2315H(mm)。いずれもオープン価格となる。