Malwarebytesは10月29日(米国時間)、「Mobile Menace Monday: top five scariest mobile threats - Malwarebytes Labs|Malwarebytes Labs」において、Androidにおける脅威トップ5を紹介した。同社の顧客が利用しているAndroid端末で見つかったマルウェアなどをベースに、注意すべき脅威のランキングがまとめられている。

紹介されている脅威トップ5は次のとおり。

  1. Adupsおよびその派生アプリ。プレインストールアプリであるためアンインストールすることもできず、無効にすることもできない。手段は複雑になるが、現在はADBコマンドラインツールを使うことでアンインストールすることも可能(参考:「Uninstalling Adups via ADB command line tool - Removal instructions for Adups - Malwarebytes」)
  2. Android/Trojan.HiddenAdsのようなマルウェア。しばしばGoogle Play Protectをバイパスして動作し、感染したデバイスでは全画面の広告が表示されるようになる
  3. Android/Adware.MobiDashのように広告の表示を強要してくるマルウェア。顧客のAndroid端末で最も多く見つかったマルウェアであり、中にはアンインストールされたフリをして居座り続けるものもある
  4. Android/Trojan.Guerrillaのようにゲリラ戦を仕掛けてくるマルウェア
  5. モバイルランサムウェア。最も広く普及しているマルウェアではないが、たちが悪いという。ユーザーから何とかして操作権限を得ようとし、権限を得たあとはデバイスをロックして支払いを要求してくる
  • Uninstalling Adups via ADB command line tool - Removal instructions for Adups - Malwarebytes

    Uninstalling Adups via ADB command line tool - Removal instructions for Adups - Malwarebytes

Google Playといった正規のストアからアプリをインストールする場合でもマルウェアが混入していることがあるなど、Androidはマルウェアが多く注意が必要。

アプリをダウンロードおよびインストールを実施するまえに、レビューやインストール数などをチェックするなどして、今一度確認を行うことが推奨されている。