ソフトバンク・テクノロジー(SBT)は10月23日、「IoT活用に必要なサービスをつなげる」をコンセプトとしたプラットフォームサービス「IoT Core Connect(アイオーティーコアコネクト)」を提供開始した。

  • サービスの全体イメージ

    サービスの全体イメージ

新サービスは、Microsoft Azureでエッジコンピューティングを含むIoTやAI(人工知能)を連携し、IoT利用に必要なモノ・データ・ヒトを統合的に管理するサービスをシームレスに提供することで、メーカーやBtoBサービスを提供する企業などのIoTのビジネス化を実現するという。

主な特徴として「Azureを利用したセキュアで拡張性の高いプラットフォーム」「IT人材ではなく利用者目線のユーザーインタフェース」「IoTビジネスに必要な統合管理機能」の3点を挙げている。

プラットフォームに関しては、IoT機器の管理対象数の増加や収集データの増大に伴う拡張性や導入コストおよび操作性のバランスを取りながら、クラウドやセキュリティの拡張拡充が可能だという。また、顧客ごとの要望に応じたアプリケーションの開発やAzure上の多様なアプリケーションとの連携も可能としている。

ユーザーインタフェースは、IoT/AI開発経験者をほぼ不要とした仕様としている。統合管理機能については、拡張性が高いというクラウドプラットフォームと利用者視点のUIにより、デバイス、データ、ユーザーを統合的に管理ができるという。

さらに、パートナーのサービスとの連携をシームレスにすることで、ユーザー企業の多様なニーズに対応が可能。

同サービスの機能は、AzureのIoTサービスを利用し、IoT機器の管理や収集したデータの管理・可視化をワンストップで提供する基本機能に加え、フィールドサービスやファシリティマネジメントなどの業務別テンプレート、AI、OTAアップデート、セキュリティなどの各種サービスと連携する拡張機能で構成している。

  • 機能イメージ

    機能イメージ

デバイス管理は、IoT機器の固有情報を入力し登録ボタンを押下すると、容易に機器を登録でき、デバイス管理の一覧では起動中・停止中・故障といった機器の状況も確認を可能としている。

データ管理では、センサーから収集した情報を蓄積したデータベースや機械学習用データなどをデータセットに追加できる。

データ可視化機能として多様なグラフやリストを用意し、開発なしで自社独自のレポートを作成でき、作成したレポートはワンクリックで最新状況の確認を可能としている。

ユーザー管理に関しては、ユーザーアカウントを登録し、必要な機能にアクセスできるように設定したグループに追加することで、IoTサービスを適切に運用できるほか、アカウント管理の一覧では、ステータス確認や操作ログも確認が可能となっている。