伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は10月22日、AWSとVMwareが共同で開発した統合クラウドサービス「VMware Cloud on AWS」について、運用支援サービスが可能なマネージドサービスプロバイダー契約をVMwareと締結したと発表した。

同締結に基づき、CTCはVMware Cloud on AWSの取り扱いを含めた構築支援および運用支援のサービスを開始する。

VMware Cloud on AWSは、サーバ、ストレージ、ネットワークなどVMware社の仮想環境をAWSで構築し、稼働させるクラウドサービス。VMware製品を用いてオンプレミス環境を構築していれば、AWS上のクラウドもオンプレミスと同等に管理することができ、AWSクラウドへの移行、クラウドを使用したDR(Disaster Recovery)対策、スケールアップによる高負荷への対策などを効率的に実現する。

また、AWSの負荷分散やデータベース、サーバーレスコンピューティングなどのサービスとも連携することで、既存オンプレミス環境の機能拡張も可能となっている。

「VMware Cloud on AWS」は2016年に発表されたが、まだ日本では提供されていない。東京は次のアップデートが行われる2018年第4四半期での提供、大阪は2019年第2四半期での提供が予定されている。

  • 「VMware Cloud on AWS」の提供スケジュール