EXILEと釜石東中学校の生徒たち。

昨日10月21日に行われたEXILEの全国ドームツアー「EXILE LIVE TOUR 2018-2019 "STAR OF WISH"」東京・東京ドーム公演に、東日本大震災で被災に遭った岩手・釜石市立釜石東中学校の生徒114人が出演。EXILEと共に被災地復興支援ソング「Rising Sun」をパフォーマンスした。

このコラボレーションは被災地の復興を願うダンスプロジェクト「ダンスで日本を元気に! 夢の課外授業 中学生Rising Sun Project」の一環として行われたもの。同プロジェクトではEXILEのメンバーがダンスの先生として被災地の中学生たちに「Rising Sun」の振り付けを指導しており、これまでに約3000人が参加している。

今回ステージに立った釜石東中学校の生徒たちは、被災前に中学校の校舎があった場所に今年8月に完成した釜石鵜住居復興スタジアムのオープニングイベントでもEXILEと共演。この共演を経て「一緒にステージに立てたら」というメンバーの思いから、ドームツアーでのコラボレーションが実現した。

本番前、生徒たちはプロジェクトリーダーのUSAから「本番はお客さんの歓声や照明とか、すごくて圧倒されると思うけど、皆が一生懸命踊ってくれれば、『Rising Sun』の曲の思いが絶対に伝わるはず」とエールを受け、TAKAHIROの呼び込みでステージに登場。赤いTシャツ姿でアリーナに延びた花道に立ち、堂々としたパフォーマンスで集まった5万3000人のファンを盛り上げた。

曲が終わると、USAと共にプロジェクトリーダーを務めるTETSUYAは観客に向けて「EXILEは、EXILEにしかできないこと、やらなければいけないことがあり、『Rising Sun Project』は使命だと思って続けてきました」と語り、バスで9時間かけて東京ドームに駆けつけた生徒たちへ感謝を述べた。

終演後に生徒たちの楽屋を訪れたUSAは、スタンド席から観ていたというパフォーマンスについて「みんなそろっていたし、気持ちが1つだなということがパフォーマンスを通じて伝わってきて、感動しました」と絶賛。TETSUYAも「EXILEメンバーもみんな感動してましたし、僕も踊りながら感動して鳥肌が立ちました」「明かりがついた瞬間に、お客さんが大きな拍手で迎えてくれました。EXILEファンはなんて温かいのだろうと感謝しました。みんなのがんばりや、悲しい出来事もすべてひっくるめて見守ってくれた皆さんにも改めて感謝したい」とこの日のコラボレーションを振り返つつ、ファンへも感謝を述べた。