ネットジャパンは10月19日、NECのHAクラスタリングソフトである「CLUSTERPRO」に対応するシステムバックアップ/ディザスターリカバリーソリューションの新版として、「ActiveImage Protector 2018 for CLUSTERPRO」(アクティブ・イメージ・プロテクター・2018・フォー・クラスタープロ)を販売開始した。

価格は1ライセンスにつき19万8000円(税別)。また、CLUSTERPRO XにActiveImage Protector for CLUSTERPROをバンドルした「ActiveImage Protector 2018 plus CLUSTERPRO X」も販売開始した。

同製品は、NECとの協業により、サーバ高可用性を実現するというNECのCLUSTERPRO向けに開発したバックアップソリューションで、今回販売開始した新版は、バックアップ製品としてはCLUSTERPRO X 4.0に対応した唯一の製品。

また、ActiveImage Protectorを集中管理するためのコンソールである「ActiveVisor」の最新版にも対応し、リモートから複数のサーバやクライアントPCへのActiveImage Protectorのプッシュインストール、バックアップ設定の一括適用、バックアップステータスの一元管理が可能となり、バックアップ運用管理を大きく効率化可能になったとしている。

同製品の特徴として同社は、CLUSTERPRO X 4.0への対応、ActiveVisorへの完全対応、ファイル復元機能の改善、USBハードディスクの起動環境、起動環境ActiveImage Protector Boot Environment (AIPBE)のLinux版のアップデートの5点を挙げる。

ActiveVisorへの完全対応により、Webブラウザ経由で管理できるため、ActiveImage Protectorのバックアップ状況や保存先の状態を場所を問わず監視でき、タスクやスケジュール配信などが簡単に行えるという。

ファイル復元機能では、バックアップイメージから指定したファイルやフォルダをActiveImage ProtectorのGUI上で、個別に復元する可能という。

その際、ファイルマウントによる単なるファイルコピーでは欠落してしまうNTFSでのストリーム情報やアクセス権などのファイルに付与した情報も、そのまま復元する。

起動環境に関しては、従来のUSBメモリに加えて、USB HDDで起動する復元環境をユーザーが作成可能になったという。

HDDの起動環境では後方にデータ領域を作成するため、バックアップイメージなどを保存しておくことができる。

AIPBEのLinux版のアップデートについては、起動環境のAIPBEを最新のCentOSベースに更新したという。これにより、最新のデバイスも認識して使用できる。