NTTデータは10月19日、D2Cと、デジタルマーケティング分野におけるビッグデータの解析を起点とした、新たなソリューションの開発・提供で協業することに合意したことを発表した。

同発表によると、昨今、企業マーケティング活動におけるデジタル化が急速に進展しており、テクノロジーの進化も相俟って、広義のデジタルマーケティング領域は今後も成長する見込みだとする。一方で同社は、このデジタル化により、コンテンツ業界やコンサルテイング業界、システムインテグレーション業界、広告業界など、これまでの「業界間の境界線」が曖昧になり、連携が加速的に進行していると説明する。

このような現状を受け、NTTドコモグループにおいて広告販促領域で統合デジタルマーケティングを推進するD2CとNTTデータが、ノウハウ・人的リソースを活かし、新たなソリューションを展開していくに合意した。

まずは、デジタルマーケティングの新たなソリューションを充足させ、データ活用を検討・実行している顧客企業に対し、マーケットにより近い立場でビジネスを支援するデータドリブンマーケティングサービスを提供していく予定だ。

  • NTTデータとD2Cの協業イメージ

具体的には、「情報活用・マーケティング戦略コンサルテイング」と「サービス改善支援」「キャンペーン実行効果測定「データ分析集計業務・環境提供」「レコメンドエンジン改善提案」の計5サービスを検討している。

また、NTTデータの製品で、企業内外のビッグデータとAIを活用したのデジタルトランスフォーメーションを実現する「AI.Studio エイアイスタジオ」の提供などを通じ、顧客企業にとって「ニーズの発掘から課題解決・価値創造までを支援できるパートナー」を目指していく。