セールスフォース・ドットコムは10月19日、作成した文書や表データ、チェックリストをチーム全員で簡単に共有・編集できるコラボレーションスイート「Quip」に、新たに「Quip Slides」が加わったことを発表した。

「Quip」は、ドキュメントをクラウド上に保存し、プロジェクトメンバー間で共有しながら共同作業ができるプラットフォーム。Wordのような文書やExcelのようなスプレットシートが作成できる。

今回、Quipに追加された「Quip Slides」は、チームがインタラクティブなソーシャルプレゼンテーションを作成するためのもの。Salesforceおよびサードパーティのライブデータや、フィードバックのためのインタラクティブな俊敏性、AIによるインサイトを取り入れることが可能となる。

Quip Slidesを導入することで、チームは、バージョンフリーのスライドやプレゼンテーションを協力して作成できる「Real-time Collaboration」、インタラクティブなチャート「Charting」、あらゆるスライドに最新コンテンツを提供する「Live Data」、質問、投票、コメントプロンプトをあらゆるスライドに組み込んで素早い判断を促進できる「Interactive Feedback Prompts」、従業員が多くの情報に基づきよりスマートな判断を下せるよう支援する「Engagement Insights」といった機能を用いて、プレゼンテーションを作成できる。

これによりQuipは、ドキュメント、スプレッドシート、チャット、スライドを単一の画面にまとめ、チームが素早く協力し、意思決定を下せるよう支援する。さらに、SalesforceやBoxおよびDropboxなどのサードパーティとの統合の強化により、より多くのライブデータやツールを組み込むことが可能となる。

なお、Quip Slidesは現在、Quip Businessライセンス(1ユーザーあたり1か月1,200円)、またはQuip Enterpriseライセンス(1ユーザーあたり1か月3,000円)で利用できる。