経済産業省 資源エネルギー庁が10月17日に発表した石油価格調査(10月15日時点)によると、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は前週から2.1円上昇の159.6円となった。7週連続で値上がりし、2014年11月4日(160.1円)以来、約3年11カ月ぶりの高値を記録した。

来週は値下がり予想

  • 直近1カ月の動き(出典:経済産業省 資源エネルギー庁Webサイト)

石油情報センターは「原油価格の値上がりと円安が進み、原油の調達コストが上昇して石油元売り会社が卸価格を引き上げたため、小売価格への転嫁が進んだ」と分析。今後の価格動向については「アメリカ発の世界同時株安により原油価格が値下がりしたことと円高の影響で、来週は値下がりを予想している。しかし、来週以降はサウジアラビア人ジャーナリストの行方不明事件がリスク要因となると考えられ、不透明な状況だ」と話している。

都道府県別にみると、46都道府県で値上がり、高知県のみ横ばいとなった。最も高かったのは長崎県の167.5円(前週165.5円)、最も安かったのは埼玉県の155.0円(同152.0円)だった。

ハイオク1リットル当たりの全国平均小売価格は前週から2.1円上昇の170.4円と、7週連続の値上がり。軽油1リットル当たりの全国平均小売価格は同2.1円上昇の138.0円と、同じく7週連続で値上がりした。

灯油18リットル当たりの店頭価格は同36円上昇の1,787円と、こちらも7週連続で値上がりした。