今日も笑って、明日も笑って「病院での生活」

今回は私の入院体験を書いてみようと思います。私は樹を出産日を事前に決めて帝王切開で産みました。38週と1日目でした。

以前お話したのですが、逆子が一向に治らず、それがどうしてなのか医師に尋ねるも、明確な答えはもらえず、医師から伝えられた逆子体操を繰り返しやってみたり、幾度となくおなかの赤ちゃんへ説得を試みたのですが、健診の度に逆子だった赤ちゃんが、そう簡単にクルンと回るわけもなく……それでも何とか母子共に元気で、出産前日を迎えました。

出産前日、洗面用のタオルとベビー服1着(退院時に着用)と夫から勧められた文庫本を持って、病院へ行きました(他に用意するものは特になく、院内で渡されたバッグの中身で事足りました)。私の病室はナースステーションと新生児室からほど近い、緑色のシーツと家具で統一された爽やかな個室で、窓を開けると目下に病院前の通りが見えます。自宅から徒歩圏内だったので、夫とペン(犬)がお散歩ついでに私の病室の下まで来てくれました。「ペンちゃーーーん!」と呼び掛けたのですが、犬って上向けないのかな?私の声は届いているけど、どこから聞こえて来たのかわからずキョロキョロと明後日の方向を向いていたペン。そのペンちゃんらしい姿に緊張がほぐれた私は、本を読みながらいつの間にか眠っていました。