お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、14日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、WBA世界バンタム級王者・井上尚弥選手との遭遇エピソードを明かした。

松本人志

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今月7日に神奈川・横浜アリーナで行われた「ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ」の1回戦で、開始70秒でのKO勝ちを収めた井上。この日、チャンピオンベルトを手にゲスト出演し、元WBAスーパー王者のフアン・カルロス・パヤノをマットに沈めた瞬間を「自分が仕掛けた時は一瞬、時が止まるような」「左ジャブを打ち込んだ時に『倒せる』と思った」と振り返った。

会場で観戦したという松本は、「通用口から入れさせてもらった時にたまたまチャンピオンと会ったんですよ」と報告。「この人すごいですよ。Tシャツ一枚でプラーっと来るんですよ。からあげクン、買いに来たみたいだった」と鉢合わせした時の風貌を表現して笑いを誘った。

井上も松本だとすぐに気づいたらしく、「リングチェックで何時間か前に入って近くのホテルで休憩して。戻ってきた時に会いました」「松本さんとバッタリ会って、自分も緊張しました。ビシッ気合い入りました」とうれしそうに思い返した。

松本は、「これから試合する人にどうかと思ったんですが、気がついたら握手させてもらってて」と打ち明け、「右手ですよね、あの時の僕の右手への闘魂注入が効いたんやと思います」と誇らしげ。「チャンピオンと約束したのは3ラウンドでした」とKO宣言していたことも明かした。

「顔を見たら、負けるなんて微塵も感じさせなかったですよ」と証言した松本。試合翌日の8日、自身のツイッターを通じて、「オレと握手した右手は柔らかく暖かでした。数時間後その右手は硬い拳となり相手をマットに沈めました。井上チャンピオン。良いもん見せてもらいました」と伝えていた。