シチズンマシナリーは10月10日、同社の主軸台固定形CNC自動旋盤ミヤノ「BNE」シリーズ、「BNA42」シリーズ、ならびに小型精密主軸台移動形CNC自動旋盤シンコム「L12」に新機種を追加したことを発表した。

BNEシリーズには下部タレットにもY軸を搭載した「BNE51/65MYY」と上部タレットにB軸機能を搭載した「BNE51/65MSB」が追加されたほか、BNA42シリーズには、複合加工機のニーズの高まりに対応することを目的に、2スピンドル・1タレットの「BNA42SY」と素形材加工のチャッカー仕様への対応も容易にした1スピンドル・1タレットの「BNA42CY」が追加された。

  • 主軸台固定形CNC自動旋盤ミヤノ「BNE」シリーズ

    主軸台固定形CNC自動旋盤ミヤノ「BNE」シリーズの外観 (出典:シチズンマシナリー)

  • 主軸台固定形CNC自動旋盤ミヤノ「BNA42」シリーズ

    主軸台固定形CNC自動旋盤ミヤノ「BNA42」シリーズの外観 (出典:シチズンマシナリー)

また、最大加工数径がφ12mmのL12には、ツール搭載本数を従来のVIIでは28本であったものを34本に増加させた「VⅢ型」と、背面主軸へY2軸を追加することなどでツール搭載本数を38本まで増加させた「X型」の2機種がラインアップされた。

  • 主軸台移動形CNC自動旋盤シンコム「L12」シリーズ

    主軸台移動形CNC自動旋盤シンコム「L12」シリーズの外観 (出典:シチズンマシナリー)

L12VIII型およびL12X型については2019年4月からの、BNE51/65MYY、BNE51/65MSB、BNA42SY、BNA42CYは2019年5月からの発売が予定されているほか、L12VIII型を除くこれらの新製品は、11月1日より東京ビッグサイトにて開催される「JIMTOF 2018」にて出展される予定だという。