10月10日、Googleは新型スマートフォン「Pixel 3」「Pixel 3 XL」を発表した。2モデルともに、日本でも発売する。同社による日本市場への端末投入は、2015年の「Nexus 5X/6P」以来となる。

Pixel3
Pixel3 XL

サイズは「Pixel 3」が5.5インチ、「Pixel 3 XL」が6.3インチで、どちらもディスプレイには有機EL(OLED)が採用されている。

Pixel 3とPixel 3 XLの内部性能は同等で、Appleが先月発表した「iPhone XS」「iPhone XS MAX」とは異なり、サイズの違いによる大きな機能差がない。Google シニア・ディレクターのナンダ ラマチャン ドラン氏は「コンシューマーが求めているのは、機能性の違いよりもディスプレイの大きさにある」と話している。

おサイフケータイに対応、Play Pointでの特典も

Pixel 3ではFeliCaチップが搭載され、「おサイフケータイ」に対応した。Googleのモバイル決済「Google Pay」は楽天Edy、nanaco、Suica、WAONに続き、10月9日には「QUICPay」も追加されたため、Pixel 3では計5種類の電子マネーを使用できる。

日本版Pixelはおサイフケータイに対応。nanacoやWAONカードなどを持つ必要がなくなるのは魅力

またPixel 3購入特典として、Google Playのポイントプログラム「Google Play Points」における、「ゴールドステータス」の付与も発表された。ポイント付与率が上昇するほか、書籍やアプリ、映画などに使えるさまざまな特典を得られるという。

「Google Play Points」でゴールドステータスが無料でもらえる

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3色展開で発売し、価格は9万5,000円~

Pixel 3/3 XLとも、本体カラーは「Clearly White」「Just Black」「Not Pink」の3色を用意。価格はPixel 3のストレージ64GB版が9万5,000円、128GBが10万7,000円。Pixel 3 XLの64GBが11万9,000円、128GBが13万1,000円。

白と黒のほか、カラー名が「Not Pink」なので、ピンクと言っていいのか微妙なピンク色をあわせて3色展開

ボディフレームはアルミ製。フロントカメラは8メガピクセル×2、F1.8の視野75度とF2.2の視野97度のデュアルカメラ構成。リアカメラは12.2メガピクセル×2、F1.8の視野76度。インタフェースはUSB Type-Cを採用。バッテリ容量はPixel 3が2,195mAh、Pixel 3 XLが3430mAhで、ワイヤレス充電に対応している。

ほか、握ることでGoogle Assistantを起動する「Active Edge」や指紋認証センサー、近接センサー、周囲光センサーなどを搭載している。

本日10月10日からGoogleストアで購入予約受付を開始し、11月1日から購入できる。また、端末およびアクセサリは、NTTドコモ、ソフトバンクでの販売も予定している。

あわせて、Pixel 3/3 XLを立てかけて、充電するとともに、Googleアシスタントのスマートスピーカー的に使える「Google Pixel Stand」も発売する。価格は9,504円。

Google Pixel Stand
(田中省伍)