女優の新垣結衣と俳優の松田龍平がW主演する日本テレビ系ドラマ『獣になれない私たち』(毎週水曜22:00~)が、きょう10日に10分拡大でスタートする。

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    新垣結衣(左)と松田龍平

『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS)などを手がけた野木亜紀子氏のオリジナル脚本となる今作は、仕事と恋に悩む深海晶(新垣)と、世渡り上手な毒舌男・根元恒星(松田)が、仕事終わりのクラフトビールバーで偶然出会い、繰り広げるラブストーリー。

第1話では、住宅街にあるそのクラフトビールバー「5tap」に2組の男女が来店していた。一方は、ECサイト制作会社勤務の晶と大手デベロッパー勤務の花井京谷(田中圭)のカップル。京谷は、自身の母親が晶に会いたがっているため会ってほしいと話しているが、晶は他のことに気を取られて聞いていないようだ。

もう一方は、バーから徒歩3分の場所に公認会計士・税理士事務所を構える恒星と橘呉羽(菊地凛子)のカップル。呉羽は唐突に「結婚した」と恒星に告げて薬指のリングを見せつけ、恒星の驚きをよそに、シャンパンがわりのビールを開けさせ、店内に振る舞う。こうして、4人は図らずも一堂に会し、呉羽の結婚を祝うことになる。

バーの店主・タクラマカン斎藤(松尾貴史)が「恒星と呉羽は付き合ってたんじゃなかったのか」と問うと、呉羽は「お互いに大して好きじゃなかったから」と笑う。恒星は肯定も否定もしないが、晶はその言葉の意味が気になった。

実は、晶には、京谷との間に抱えた問題があったのだ。2人の間でその問題は常に棚上げにされており、京谷が晶のアパートに泊まった夜も、なんの話もできないままだった。

翌朝、目覚めた晶は、出勤前から社長の九十九(山内圭哉)からの連絡に悩まされる。満員電車に揺られている間もひっきりなしにかかる電話。ようやく会社に到着した晶は、九十九の指令と同僚の頼みごとを一気に片付ける。この会社では一事が万事この調子で、全ての負担が晶にかかっていた。

いつものように疲れ果て、帰路につく晶。駅からの帰り道にある5tapにいつものように立ち寄ると、恒星が先に飲んでいるのに出くわす。共に常連なものの、これまで話しかけたことがなかった晶だが、思い切って声をかけてみる…。

(C)NTV