fossBytesに10月8日(米国時間)に掲載された記事「10 Best Google Chrome Alternatives|Most Private Web Browsers In 2018」が、2018年版のGoogle Chromeの代わりに利用の検討に値するWebブラウザ10選を伝えた。Chromeはデスクトップとモバイルの双方で最も使われているWebブラウザであり、Webブラウザとして強い影響力を持っている。

紹介されているWebブラウザは次のとおり。

ブラウザ 特徴
Firefox スピードとプライバシーの両面においてベストなChromeの代替候補。高速、安全、カスタマイズが容易、トラッキングプロテクション技術の装備、Chromeと比較してメモリ消費量が少ないなどの特徴あり 
Tor Browser 高い匿名性が実現されており、プライバシーを重要視するならベストな選択肢。ただし多少動作は遅くなる
Opera VPNツール、アドブロッカー、ターボモード、バッテリーセイバーなどさまざまな機能をデフォルトで装備。ダークテーマも提供している
Vivaldi テーマ、エフェクト、サイドバーといったさまざまな部分をカスタマイズ可能。マウスジェスチャー、タブハイバーネーションなど多くの機能を内蔵
Brave 高速なページ読み込み、トラッキングブロック機能、アドブロック機能、パスワード管理機能などを提供。ただし、エクステンションが利用できず、その点では代替が難しい
Torch Browser マルチメディアにフォーカスしたWebブラウザ。メディアダウンロード、Torrent、オーディオ/ビデオプレーヤを内蔵しており、ダウンロードしながら演奏することも可能。エンターテインメント向けのブラウザ
Safari AppleユーザーにとってはベストなChrome代替候補。高速性やプライバシー機能が充実している
Microsoft Edge リーディングリスト機能、Cortanaによるボイスアシスト機能、Webページに対するアノテーション機能を装備
Epic プライバシーブラウジングモードが常に有効。トラッキングブロック防止、アドブロック機能、仮想通貨マイニングブロック機能、マルウェアブロック機能、ワンクリック暗号化ツールを装備
Yandex DNSスプーフィングプロテクション機能、ターボモードによる高速な読み込み機能、カスタマイズ可能なUIが特徴
  • Firefox実行サンプル

    Firefox実行サンプル

Google Chromeのシェアは長期にわたって増加傾向にあり、今後も同様の傾向が予想される。デスクトップにおいてもモバイルにおいても、さらにChromeの影響力が増すものと見られる。

複数のプラットフォームにわたって同一のアカウントで利用できるGoogle Chromeは便利だが、さまざまな情報をGoogleのサービスに預けることになるため過剰なトラッキングやプライバシーについて懸念する向きもある。こうしたGoogleサービスの囲い込みを嫌ってChrome以外の選択肢を求める声も少なくない。