PFUは10月2日、パーソナルドキュメントスキャナー「ScanSnap」シリーズの新製品「iX1500」を発表しました。フルモデルチェンジは6年ぶりです。同日予約開始で、発売開始は10月12日。価格はオープンで、PFUダイレクト価格は48,000円(税別)。ここでは発表会の様子をレポートします。

  • ScanSnap iX1500

シリーズ初のタッチパネルで直感操作

iX1500は、ScanSnapとしては第3世代。型名は「FI-IX1500」で、2012年に登場した第2世代「iX500」の後継機に当たります。2001年の第1世代から一貫して、オフィスで働く人々をメインターゲットとし、企画書、報告書、請求書、見積書、手紙、名刺、レシートなど、オフィスや家庭にあふれる「紙のドキュメントを簡単操作でデータ化できる」をコンセプトにしてきました。このコンセプトはiX1500でも引き継がれています。

第1世代ではUSB接続だったものが、第2世代ではWi-Fi接続に対応、ロケーションフリーとなり、第3世代のiX1500では「ScanSnap Cloud」としてクラウドサービスとの連携と、デバイスを取り巻く環境の変化に応じて進化してきました。

  • iX1500はScanSnapとしては第3世代。さまざまなクラウドサービスとの連携を実現しています。たとえば、「弥生会計」などの会計・個人資産管理サービス、「Dropbox」や「OneDrive」などのドキュメント管理サービス、名刺管理の「Eight」や写真管理の「Google Photos」などにスキャンデータをダイレクトに転送したりも

PFU 執行役員常務 イメージングビジネスユニット長の宮内康範氏は、「スキャンすることは単なる電子化ではありません。iX1500では家電のように誰でも簡単に使え、パートナーとなる、ライフスタイルをかえることを目指しました」と言います。

開発ポイントは「ワンタッチ」「新ソフト」「デザイン」

iX1500を開発するうえで、重視したポイントは大きく3つ。

1つめは従来から続く、ワンタッチ操作へのこだわりの継承です。2つめはクラウド活用も含め、設定、データ活用まで一元管理する新ソフト「ScanSnap Home」の採用。3つめはリビングでもオフィスでも違和感なく置ける高いデザイン性と、ストレスフリーのための各種機構の見直しです。1つずつ見ていきましょう。

  • iX1500の3つのポイント

まずはワンタッチ操作へのこだわりです。iX1500ではコンパクトでスピーディな文書の取り込みの原点を見直し、ワンタッチの操作性をブラッシュアップするために、ユーザーインタフェースに4.3インチのTFTカラータッチパネル液晶を採用しました。タッチパネル搭載はScanSnapシリーズ初となります。

液晶の搭載で、PCやスマートフォンなどを使わなくとも、本体だけでスキャンの操作が行えるようになりました。その操作もスワイプとタッチによる選択だけで直感的に行えるよう、スキャンの用途ごとに「おまかせスキャン」や「名刺を管理」「家計の支出を管理」などのアイコンが用意され、保存先の指定などの後処理を一発で終わらせられるようになっています。このアイコンはユーザーがテンプレートから任意で30個まで登録できます。

これはかなり便利な印象を受けました。文書をスキャンするたびに毎回保存先のデバイスを指定したり、文書内容に合わせて保存先のフォルダを変更したいユーザーにはうってつけと言えそうです。

  • iX1500の前面に4.3インチのタッチパネル液晶を採用

  • 用途に合わせて用意された20種類以上のテンプレートから、最大30個までアイコン登録できるようになっています