基幹系業務ソフトやクラウド保守運営を全国のソフトメーカーやパートナー企業と行っているインストラクションは1日、"中小企業の100年先の事業継続"を見据えるクラウド型保守サービスとして「Cloud IT Care」を発表した。

  • Cloud IT Careサービスの概要(同社資料より)

    Cloud IT Careサービスの概要(同社資料より)

「Cloud IT Care」は、企業の成長に合わせて、Windowsを中心とした社内の業務システムを段階的にAWS(Amazon Web Services)上でのクラウド運用へと移行できるサービスで、中小企業の成長や投資計画に合わせて社内のWindowsデスクトップ一台から対応する。ベースコンポーネントというサーバー群をクラウドに配置、ユーザーのWindows系システム全般の保守も行われるため、兼任が多い中小企業のシステム担当者の負担低減を図るものだ。

業務システムサポートに30年の実績を持つ同社は、社内システムのクラウド化を"IT資源に乏しい中小企業にとって、業務システムのクラウド化は大企業と同等の高度なシステム環境が手に入る"ことだとしている。また、RPAテクノロジーズとの協業も発表されており、RPAサービス「BizRobo! BasicRobo」を用いた自動化の機能が段階的に可能になること、今秋には会計の自動仕訳入力や入力業務プロセスを自動化するRPAメニューの提供も予定する。

同社の代表取締役社長 神田 祐治氏は、「日本経済の根幹を担う中小企業は、100年先まで事業を継続しなければならない」そのために必要なことは「時流に即した社内体制の構築」だと強調、「リソースが足りない中小企業に、クラウド化、RPA導入、AI活用という事業化ステップを段階的に導入支援することを100年にわたり関与すること」と中小企業における柔軟な利便性を提供できるクラウドサービスを宣言している。