Mastercardは9月25日、「2018年度世界渡航先ランキング(Global Destination Cities Index)」を発表した。

  • Mastercard「2018年度世界渡航先ランキング」渡航者数

2017年渡航者数は、1位「バンコク」(2,005万人)、2位「ロンドン」(1,983万人)、3位「パリ」(1,744万人)、4位「ドバイ」(1,579万人)、5位「シンガポール」(1,391万人)、6位「ニューヨーク」(1,313万人)、7位「クアラルンプール」(1,258万人)、8位「東京」(1,193万人)、9位「イスタンブール」(1,070万人)、10位「ソウル」(954万人)となった。

「渡航先ランキングの上位に入るには、堅固な都市インフラ、ビジネスと娯楽面での魅力、力強い地域文化が重要な要素であることが分かりました」と同社。

年間約2,000万人の渡航者が海外から訪れるバンコクは、今年も1位に選出され、2018年には9.6%の成長が予測されるという。バンコクを訪れる渡航者は平均で4.7泊滞在し、1日あたりの平均消費額が173ドル。手頃な費用なため渡航者の支出意欲が促され、バンコクはパリ、シンガポール、ソウルよりも旅行しやすい都市として見られる一方、2位にランクインしたロンドンよりも消費額が多くなっている。

また、中国人観光客の渡航先としてアジア太平洋の都市が人気で、中でも東南アジアの都市が多く選出されている。

渡航者の消費額に関しては、1位には昨年に続きドバイが選出され、1日あたりの平均消費額は537ドル。シンガポールやバンコク、東京などアジア太平洋の4つの都市もトップ10に選出されている。

  • Mastercard「2018年度世界渡航先ランキング」消費額

同ランキングは、海外からの渡航者数(1泊以上)と渡航先都市での消費額で世界の都市をランク付けし、翌年の渡航者数を予測。調査対象の162都市における海外からの渡航者数と消費額は、公表値をもとに導き出されている。