クルマのお役立ち情報[2018.09.26 UP]


交通違反はどこからが犯罪?罰金と反則金の違いや減点数などまとめてご紹介


交通違反をすると、その内容によって何らかの処分が下されます。違反の重さによっては罰金だけでは終わらないケースもあり、知らなかったでは済みません。そこで今回は、交通違反により受ける処分とはどのようなものがあるのか、点数制度の概要、重大な違反の一覧など、交通違反に関する重要情報をまとめました。


行政処分と刑事処分の違い


ドライバーが何らかの交通違反をした場合に下される処分は、大きく分けると行政処分と刑事処分の2種類があります。

まず行政処分とは、公安委員会(行政)が行う処分です。交通違反における点数制度上6点未満の比較的軽い交通違反に課せられます。行政が行う罰なので処分だけで終わり、前科もつきません。ただし反則金の支払いや出頭通知に従わない場合は刑事処分に移行するため、注意が必要です。

対する刑事処分は、6点以上の重大な交通違反に科せられる刑罰にあたります。こちらは裁判所に出頭して裁判を受けます。不服がなければ裁判当日中に刑が確定する略式裁判が行われますが、不服がある場合には2週間以内に不服を申し立てることで正式な裁判を受けることも可能です。裁判で有罪が決まった場合、刑罰には「罰金・禁錮・懲役」があります。ここで仮に罰金のみで終わった場合でも、有罪に変わりはないので前科がつきます。


交通違反の点数制度


点数制度とは、車やオートバイによる交通違反をした人や事故を起こした人に点数をつける行政処分のことです。点数は違反の種類によって事前に1~35点の間で定められています。点数は過去3年分累積され、合計点と違反回数に応じて免許停止や免許取消の処分が課されます。


免許停止(免停)


免許停止処分とは、免許の効力が一定期間停止される処分です。一般的に「免停」と呼ばれています。停止期間は30日から180日まであり、過去3年に行政処分を受けた回数次第で日数は変わってきます。
行政処分前歴が0回の場合の免許停止期間は、6点以上で30日、9点以上が60日、12点以上なら90日です。15点以上累積すると免許取消処分を受けます。行政処分前歴が4回以上だと、2点で150日間の免許停止処分です。
後述しますが、中には一度に6点以上受ける重大違反もあります。


免許取消


社会に大きな悪影響を及ぼす危険の高い重大違反や、何度も違反を重ねる悪質なドライバーには、免許取消処分が行われます。免許が取り消された場合、その後1~10年は免許の再取得ができません。しかも再取得をするには、また一から教習所に通うか、仮免の試験や講習を受けて本試験を受けるかのどちらかが必要です。

詳細な点数の基準は、警視庁のHPから行政処分基準点数をまとめたページを参考にしてください。


交通違反の罰金と反則金


交通違反をすると、違反の程度により罰金や反則金が発生することがあります。罰金と反則金、どちらも同じ意味のようですが実は全く違います。


罰金と反則金の違い


罰金とは、刑事罰の項でも説明をしたとおり、6点以上の重大な交通違反をした場合に科される刑事罰の一つです。罰金の額は裁判で決められるので、具体的な金額が定められていません。

対する反則金は「交通反則通告制度」に基づく行政刑罰です。交通反則通告制度とは、軽微な交通違反の刑事罰を省略して行政処分のみにする特例的な制度です。行政と違反者双方の負担を軽減するため設けられました。反則金の場合、違反の種類に応じて3,000~40,000円が定められています。罰金とは、刑事罰の項でも説明をしたとおり、6点以上の重大な交通違反をした場合に科される刑事罰の一つです。罰金の額は裁判で決められるので、具体的な金額が定められていません。

対する反則金は「交通反則通告制度」に基づく行政刑罰です。交通反則通告制度とは、軽微な交通違反の刑事罰を省略して行政処分のみにする特例的な制度です。行政と違反者双方の負担を軽減するため設けられました。反則金の場合、違反の種類に応じて3,000~40,000円が定められています。


赤切符・青切符とは


交通違反をすると「赤切符・青切符・白切符」のいずれかが切られます。これら3種類の区別は、以下のとおりです。
赤切符…免許取消や免停など、刑事手続きの伴う重大違反の際に渡される
青切符…違反点数がつき、反則金の納付を求められる
白切符…違反点数のみで反則金は求められない

白切符を切られるケースは青に比べると少ないのですが、シートベルトの装着違反やチャイルドシートの装着義務違反などが当てはまります。青切符を切られる違反でよく耳にするケースは、運転中の携帯電話の使用や、駐停車違反などです。


一発で免許取消や免停を受ける重大違反一覧


交通違反の中でも特に悪質なケースは、一発で赤切符が切られて免許取消、または免停処分とされます。まず、行政処分前歴がない状態から、一発で免許取消を受ける交通違反から見ていきましょう。

酒酔い運転、麻薬等運転…35点共同危険行為等禁止違反、無免許運転、酒気帯び運転(0.25以上)、過労運転等…25点

酒酔い運転と麻薬等運転は、刑事処分も「5年以下の懲役刑または100万円以下の罰金」と、最も重く設定されています。
「共同危険行為等禁止違反」とは簡単に言うと、2台以上の車やバイクによる暴走行為です。酒酔い運転は飲んだ量に関係なく酩酊状態になっている場合、酒気帯び運転は呼気からアルコールが検出された場合をそれぞれ指します。免停中に車を運転した場合は無免許運転に含まれるので注意しましょう。

次に紹介する違反は、同じく行政処分前歴がない状態から一発で免停処分を受けるものです。
酒気帯び運転(0.25未満)…13点
大型自動車等無資格運転、仮免許運転違反、速度超過(50以上)…12点
速度超過(50未満、一般道30以上/高速40以上)、無車検運行、無保険運行、積載物重量制限超過(大型等10割以上)…6点

無保険運行とは自賠責保険未加入状態を指しますが、自賠責保険証明書を持たずに運転している場合も無保険運行として罰せられるので注意が必要です。

免許取消や免停の条件は複雑なので、詳細は警視庁のHPにある交通違反の点数一覧表を確認してください。



道路交通法には、様々な規定が定められています。飲酒運転やスピード違反のように誰もが知っている重大違反だけではなく「水たまりの泥はね」や「キーを挿したままで車から離れる」など、見落としがちな違反も数多くあります。普段から交通ルールの遵守を意識し、安全で楽しい運転をしましょう。