ターミネータ専用USB2LANケーブル

さて、Windows PEで起動用USBメモリを作成した経験がある方ならば経験があるだろうが、すべてのデバイスを制御できないことがある。特に多いのが、ネットワークデバイスである。有線LANでも、ややマイナーなチップを使用している場合、ネットワークが使えないことがある。さらに、無線LAN(Wi-Fi)などでは、基本的に使えないことが多いようである。図8の詳細モードを使い、起動用USBメモリ作成時に、適切なドライバを組み込めば、不可能ではない。しかし、あまり一般的な作業ではなく。ネットワークドライバの入手がやや難しいことから、多くの場合で、ネットワークは使えない状態となる(LANがない環境でも、ターミネータLAN版は、起動USBメモリを介して、抹消履歴やレポートの管理は可能)。

そんな状況を解決するのが、ターミネータ専用USB2LANケーブルである。

  • 図12 ターミネータ専用USB2LANケーブル

コンパクトな筐体のなかに、RJ-45(LANポート)、USBハブ、USBメモリを内蔵している。このような構成にすることで、ネットワークも利用可能となる。ユニークな発想といえるだろう。タブレットやノートPCなどでは、有線LANポートを持たないものが少なくない。こういったPCでも、安心してLAN接続が行える。

  • 図13 ノートPCに接続

現時点では、USB 3.0 Type Aのコネクタのみである。タブレットPCなどでは、Micro USB Micro-BやUSB 3.1 Type Cのみを搭載することが多くなってきている。AOSデータによれば、上述のリサイクル業者やレンタル会社などで扱うPCの多くが、まだ旧式(つまり、USB 2.0 Type A)なコネクタを実装しているので、それほどニーズが高くないとのことである。将来的には、変換コネクタを同梱するなどの対応が、望ましいように思える。今後に期待といったところであろうか。ターミネータLAN版では、対応しきれない部分をみごとにカバーした製品であり、非常にユニークさを感じた。

最後に登壇したのは、マイクロソフトのMicrosoft 365ビジネス本部・藤原正三氏である。「Windows 10の最新情報とモダン管理」と題した講演を行った。その内容であるが、2018年7月26日に行われたファイナルパソコン引越しを紹介するイベントで語られた内容とほぼ同じである。詳細については、こちらを参照していただきたい。

ターミネータLAN版のライセンスは、図14の通りである。

  • 図14 ライセンス価格

法人向けに、ボリュームライセンスが設定されている。その他、システム要件などについては、AOSデータのWebサイトを参照していただきたい。

  • 図15 ターミネータLAN版のWebサイト

実際の販売開始は、2018年10月初旬を予定している(ターミネータ専用USB2LANケーブルも同様)。