ソニーは9月19日、96kHz/24ビットの録音に対応したリニアPCMレコーダー「PCM-A10」を発表した。可動式マイクを備えながら、コンパクトな薄型ボディに仕上げた。音楽録音が初めての人でも扱いやすく仕上げたほか、録音した音声をBluetoothスピーカーやヘッドホンでワイヤレスで再生する機能も備えた。

価格はオープンで、実売価格は税別2万円前後の見込み。発売は10月6日。

  • 入門者でも扱いやすい工夫を凝らしたリニアPCMレコーダー「PCM-A10」。本体もコンパクトに仕上げた

本体の上部に可動式のマイクを搭載しながら、本体はW39.2mm×H109.5mm×D16.0mm、重さ約82gと軽量コンパクトに仕上げた。

  • 本体前面には大型のモノクロ液晶を搭載

  • 背面にはNFC端子や三脚穴を用意

  • microSDカードスロットを備える

  • USB端子を引き出すためのレバーを用意

  • PCM-A10のマイクの構造

  • マイクは可動式となる

  • 風切り音を低減するウインドスクリーンが付属する

音楽録音が初めての人に向けた便利な機能も充実させた。スマートフォンの録音専用アプリ「REC Remote」を使うことでスマートフォンとワイヤレスで連携ができ、録音レベルの確認や調整ができるほか、操作時の音が入り込まずに済む。録音ボタンを押す5秒前にさかのぼって録音するプリレコーディング機能も備えた。

  • 専用アプリを導入したスマホを使ってワイヤレスで制御することも可能

Bluetooth経由でスピーカーやヘッドホンと接続すれば、ワイヤレスで音声を再生できる。Androidスマホの場合、NFCでのペアリングに対応する。

本体には収納式のUSBコネクターを内蔵しており、パソコンと接続して録音データを迅速にコピーできる。

  • 内蔵のUSBコネクター経由でパソコンと連携できる