映画「3D彼女 リアルガール」の場面写真 (C)2018 映画「3D彼女 リアルガール」製作委員会 (C)那波マオ/講談社

 女優の中条あやみさん主演の映画「3D彼女 リアルガール」(英勉=はなぶさ・つとむ=監督)が、14日から新宿バルト9(東京都新宿区)ほかで公開される。少女マンガ誌「デザート」(講談社)で2011~16年に連載された那波マオさんの同名マンガが原作。中条さん演じる男グセが悪いとうわさの超絶美少女と、佐野勇斗さん演じるオタク高校生の恋愛を描いたラブコメディーだ。

 ゲームやアニメのバーチャルな世界に没頭する二次元オタクの高校生、「つっつん」こと筒井光(佐野さん)は、あることをきっかけに学校一の美少女、五十嵐色葉(中条さん)に「私と付き合って」と告白される。光は、新種のイジメを疑いながらも、色葉との交際をスタートさせるが……というストーリー。

 清水尋也さん、恒松祐里さん、上白石萌歌さん、ゆうたろうさんらが出演しているほか、光がこよなく愛するアニメキャラクター「魔法少女えぞみち」の声を、神田沙也加さんが担当。西野カナさんの歌う主題歌「Bedtime Story」の歌詞は、西野さんが書き下ろした。

 映画の色葉は原作に比べるとギャルっぽさは少ないながら、派手な外見とは裏腹に人間味あふれて心根優しいというキャラクターを、中条さんが自身の愛らしさとルックスで表現。一方で、濱田マリさん演じる光の母を相手に、「マトリックス」(1999年)でキアヌ・リーブスさんが演じたネオばりの身のこなしを見せたりもする。佐野さんも、おどおどと腰が引けた演技で光を好演。プライドの高い同級生ミツヤ(清水さん)を相手に、本人が意図しないまま「壁ドン」「バックハグ」「アゴクイ」する場面は、今作の愉快かつ名場面(?)の一つだ。

 原作のコミックス12巻分がぎゅっと凝縮されている。メガホンをとったのは映画「ヒロイン失格」(2015年)やテレビドラマ「賭ケグルイ」(18年)などで知られる英監督。映画ならではの展開もあるので、原作ファンは、原作とはまた違う感動を味わえるだろう。(りんたいこ/フリーライター)