HCIプラットフォームを提供する米Datrium(デイトリウム)は、同社にとってのシリーズDにおいて、 希望額を上回る6千万ドル(約66億円)の資金調達を実施したと発表した。

今回の資金調達は、新興企業向け投資ファンドであるSamsung Catalyst Fundのほか、Icon Venturesならびに前シリーズまでに投資を行っているNEAとLightspeed Venture Partnersによって実施された。

Datrium CEO Tim Page(ティム ペイジ)氏は、今回の資金調達について、「私たちは技術の向上に加えて地理的な勢いを拡大させるためにSamsungとIcon Venturesと提携することを嬉しく思います。 企業は、オンプレミスとクラウドを連携するにあたり、データの処理と運用管理を簡素化する上で世界的に同じ問題を抱えています。 SANストレージではクラウドとの連携が難しく、従来の HCI においてもコア データセンターとして運用させるには多くの課題を抱えています。データのバックアップを行うには別途システムを用意する必要があり、クラウドへの災害対策を自動化させる技術も持ち合わせていません。 企業の規模が大きいほど Datrium のソフトウェア技術がもっともシンプルにハイブリッド クラウド環境を提供すると認識しはじめています」と述べている。