進化系レトロ喫茶「シヤチル」で、くつろぎとおいしさに酔いしれる

東山線「今池」駅から、広小路通りを西へ歩いて約3分のところにシヤチルはあります。カーキを配した外観やレトロな店名ロゴがオフィス街に馴染み、もう何年もここで愛されているかのような錯覚も。
天井の高い店内は壁にレンガや木が貼られ、ロンドンのパブを思わせる落ち着いた雰囲気です。照明などのオシャレな小物やアンティーク家具などが配置され、モダンとレトロのバランスが絶妙な空間に仕上がっています。
手前にカウンター席、奥にテーブル席があり、一人でも友人とでも訪れやすいのも魅力。

店名の由来は、名古屋の代名詞でもある「鯱(シャチ)」に“動き続ける・進化し続ける”という意味を込め、動詞の「する(do)」を組み合わせた「シャチる」から。チルには「chill(くつろぐ)」の意味も含まれているそうです。
壁には、オープンにあたって掲げたコンセプトの「グランド喫茶」の文字が。単にコーヒーを飲む場所にとどまらず、より広い意味で喫茶の文化を楽しんでほしいという想いを込めた造語です。

手作りにこだわった料理もシヤチルの魅力です。10種類以上あるサンドイッチをはじめ、スパゲティ、丼メニュー、おつまみなども豊富にそろいます。もともと肉バルに勤めていたというシェフが、デミグラスソースやハムなどもすべて手作りしているそう。
なかでも一押しの「ソルトビーフサンド」は、1週間塩漬けしたビーフを8時間かけて低温でじっくり煮込んだ自慢の1品。角煮のように柔らかくジューシーなビーフに、肉厚なピクルス、カリッとしたトーストが絶妙で、何度でも食べたくなるメニューです。
名古屋らしいメニューとして、しっとりしたこしあんがたっぷり詰まった「あんバタサンド」も。隠し味としてパイナップルが入っているのがシヤチル流です。

また、透き通った水色の「クリームソーダ」もぜひオーダーしておきたいメニュー。ピリリと炭酸が効いた甘さを控えたおいしさはもちろんのこと、その爽やかな見た目は、つい写真におさめたくなります。

そのほか、晴れの日のみに登場する「カヌレ」(250円)や平日ランチサービス、夜喫茶メニュー、ビールやカクテルなどのお酒などもあり、昼・夜どちらも訪れてみたくなります。23時まで営業しているため、夜は居酒屋や2軒目づかいをする人も多いとか。
これからの名古屋をますます盛り上げてくれるスポットとして、新たに仲間入りした注目のお店です。