NTTデータと同社グループのコンサルティング会社であるクニエは8月27日、ブロックチェーン技術を使用したSCM(Supply Chain Management)領域の改革に向けた活用支援サービスを開始した。

新サービスは、ビジネスにおけるブロックチェーンの利用に向けて、ワークショップによる理解向上からコンサルティング、プロトタイプ開発、本番導入などを一元的に支援する。

これにより、製造業、流通業、商社などSCMに携わる企業は、新規事業の創出や既存事業改善をする上で、上流のコンサルティングから本番適用までスムーズにブロックチェーンの利用ができるという。

具体的には、ユースケース検討支援、業務改善・業務改革型コンサルティング、新規ビジネス創出型コンサルティングの3種類。

ユースケース検討支援では、ユーザー企業へのヒアリング及び少人数のワークショップを開催し、SCMにおける自社ビジネスへの適用方法の検討を進める企業を支援するという。

  • ユースケース検討支援のイメージフロー

    ユースケース検討支援のイメージフロー

業務改善・業務改革型コンサルティングでは、受発注・入出荷などの既存業務の課題解決や効率化に向けた業務コンサルテーションを実施。その上で、同社のブロックチェーンソリューションを利用したデモアプリケーションを構築し、実現性や効果を確認・検証しながら段階的にプロトタイプ開発から本番適用へと進めていく。

  • 業務改善・業務改革型コンサルティングのイメージフロー

    業務改善・業務改革型コンサルティングのイメージフロー

新規ビジネス創出型コンサルティングでは、ブロックチェーンを利用した新規ビジネスの創出を支援し、ビジネスロードマップに従い、技術とビジネスの両面で検討・検証を重ねながら実現に向けて進めていく。

  • 新規ビジネス創出型コンサルティングのイメージフロー

    新規ビジネス創出型コンサルティングのイメージフロー

同サービスにおける両社の役割は、NTTデータはソリューション提供、プロトタイプ開発、技術コンサルテーション、プロジェクトマネジメントを担当する。クニエは、ビジネスコンサルテーションおよびユースケース検討支援を担当する。