ラックは、工場におけるネットワーク化された制御系システムに対し、サイバーセキュリティリスクを総合評価する「産業制御システム向けリスクアセスメントサービス」を提供開始する。平均サービス価格は700万円(税別)

同サービスは、同社が従来個別に対応してきた産業制御システムに対するセキュリティサービスを「産業制御システム向けリスクアセスメントサービス」としてメニュー化し、存在する特有のリスクや潜在的に存在するリスクを独自に調査・評価するもの。製造業における産業制御システムだけでなく、その他のプラント、発電所、交通制御等の社会インフラを支える制御システムも対象にしている。

情報ネットワークエリアでは、制御情報ネットワークと直結されるファイアウォール等をクリティカルポイントとして調査。制御情報ネットワークエリアでは、PLC(制御装置)やHMI(マシンインタフェース)などの制御情報ネットワークの境界セキュリティおよびエンドポイントに着目した網羅的分析する。

フィールド機器・装置エリアでは、外部と接する境界セキュリティに着目した分析を実施し、外部接続点では、遠隔保守・データ送信等のGW(回線)がある場合、フィールド機器・装置エリアに直結されることもあり、クリティカルポイントとして調査する。

  • 産業制御システム向けアセスメントのサービスイメージ