凸版印刷は8月23日、StartupGoGoと共同で実施している公募型のオープンイノベーションプログラム「co-necto(コネクト)」において、実施エリアを2017年度の九州地域のみから西日本およびアジア地域に拡大し、福岡、東京・大阪・広島・台湾の計5か所で説明会を実施すると発表した。

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同プログラムは、国内外のスタートアップ企業を中心に優れた事業アイデアを募集し、同社の経営資源と融合させて新事業を共創する。2018年度の募集テーマは、国内企業からは革新的なビジネス、省人化・効率化、SDGs、観光インバウンド、デジタルトランスフォーメーション(DX)となる。

海外企業からは日本国内に無いプロダクトやサービスによるビジネス、DX、研究機関からは新素材、特許、先端技術。応募資格は、国内企業は自社でプロダクトやサービスを保有しており、凸版印刷と協業が可能な企業、海外企業は日本国内への事業進出および販売が可能な企業、研究機関は凸版印刷と共同開発可能な大学および研究機関となる。

選考基準は同社との連携の実現可能性、革新性、事業およびマーケットの成長性の3点を挙げており、想定する協業方法は、販売提携、開発支援および共同研究、出資のいずれかとなる。

スケジュールは、国内企業・海外企業とも8月17日から受付を開始し、随時説明会を開催。募集の締切は10月8日、10月中旬に1次選考(書類選考)、11月中旬に2次選考(凸版印刷担当者へのプレゼンテーション)、2019年1月中旬に最終選考(凸版印刷役員・外部審査員へのプレゼンテーション)の実施、2019年2月中旬に表彰式・成果報告会の開催を予定している。

国内企業・海外企業を通じて最優秀賞の1社には賞金50万円、優秀賞として最大5社に同10万円をそれぞれ贈呈する。なお、研究機関に関しては8月17日から通年募集しており、共同研究やマーケティング支援などを通じた共創を行うという。