ヴォーカーズは8月21日、同社が運営する企業リサーチサイト「Vorkers」において、「自由主義で個性を活かす企業ランキング」を発表したと発表した。

対象のデータは、2015年以降に Vorkersの「ワーク・ライフバランス」への投稿が5件以上ある企業7283社のうち、総合評価、 社員の士気、WLB スコアがすべて3.5 以上ある企業。

今回の調査では、社員の士気のスコアに、「ワークライフバランス」の社員クチコミをディープラーニングによって分析してスコアとして加算した。

調査の結果、第1位となったのは企業・業界情報の分析プラットフォームを提供するユーザベース。これに、パタゴニア・インターナショナル・インク、メルカリが続いている。

上位にランクインした上位企業は、今までの就業スタイルにとらわれず、自律的に裁量を持った働き方を実現できる環境を整えていることが、社員の口コミから見えてきたという。

例えば、自由度の高い働き方について、ユーザベースの社員からは次のようなクチコミが寄せられている。

「所定勤務時間だけクリアしていれば、自由に何日でも休める、直行直帰も自由、会議もリモートでできる、外から社内イントラにもアクセスできるという環境があるので、個人の意思でどんなバランスでも設計可能」(営業マネジャー、男性)

「フルフレックスで自由なカルチャーがある。例えば、帰省を少し長くしたい時など、誰の何の許可もなく、リモートワークすることができる。営業部門でもオンラインセールスを取り入れているので、東京で仕事する必要がなく、どこにいてもセールスできるし、成果を出すことができる」(SPEEDA 法人営業 マネジャー、男性)

また、上位にランクインしている企業が自由な働き方を維持しつつ、モチベーションを高めている秘訣については、挑戦機会があるだけでなく、社員同士や上司とのコミュニケーションをしっかり取り、自分の成果に対する正当な評価が与えられることでさらにモチベーションを高められていることが、口コミからうかがえるという。

  • 「自由主義で個性を活かす企業ランキング」 資料:ヴォーカーズ