OKIは8月20日、有人窓口の省人化や無人化を支援する「CounterSmart(カウンタースマート)」の販売を開始した。

「CounterSmart」は、金融機関向け窓口端末や旅客交通向け券売機、コンタクトセンター向け遠隔支援のノウハウを活かして開発したミドルウェア。汎用PCやタブレットに搭載することで動作し、顧客が必要とするタイミングでテレビ電話を通じて有人オペレーター(専門家)と対話しながらサービスを受けることが可能になる。

また、タッチ入力のほか音声入力に対応し、AI対話型エンジン「Ladadie」を活用した無人応対機能や訪日外国人向けの多言語対応など、新しい対話の形を提供する。

さらに音声については、設置場所周辺の雑音を除去して利用者の音声のみを認識することを可能とするエリア収音機能を2018年度中にリリースする予定。

すでに、熊本銀行の次世代型サービス拠点「サテライトプラザ保田窪」で、「CounterSmart」を利用した「TV相談窓口」の運用が開始されている。

  • 熊本銀行「サテライトプラザ保田窪」で運用している「TV相談窓口」イメージ

今後は、多言語に対応した音声操作や、AI対話を活用した無人窓口応対など、多様な決済手段を提供するサービスも順次リリースする予定で、いつでも、どこでも、必要な場面で専門家によるタイムリーな支援を行うことを可能にする「遠隔相談クラウドサービス」を2018年度中に提供する。