• 好調さが伝えられるiPhone X

Appleは過日、2018年第3四半期決算(4〜6月)を発表した。売上高は532億6,500億ドルで前年同期比17%増、純利益は115億ドルで1株あたりの利益は2.34ドルと前年同期比40%増となり、6月期としては過去最高を記録した。増収増益の原動力となっているのは、引き続き好調なiPhoneだ。

2018年第3四半期、Appleは4,130万台のiPhoneを販売した。この数字は前年同期比で1%増とほぼ変わらない結果であり、アナリストの予測をわずかに下回った。売上高は299億600万ドルで、こちらは前年同期比20%増だった。

iPhone X登場以来、注目されるのは更新し続ける「1台あたりの平均販売価格」だ。決算に関する電話会議で、AppleのCFO、Luca Maestri氏は、平均販売価格が724ドルと、前年同期の606ドルを118ドル上回ったとし、「iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plusが世界中で好調だった」と説明した。またMaestri氏は、米国、カナダ、ドイツ、スイス、中東、アフリカでiPhoneの販売台数が2桁成長を遂げた点を強調した。

また、Tim Cook CEOはiPhone Xが顧客に受け入れられたことに満足感を示している。

「週次の平均販売台数について、販売台数は1桁台中盤の成長に対し、平均販売価格は2桁の成長をしてきた。iPhone Xは象徴的であり、市場で最も革新的なスマートフォンとして、その価値を反映した価格を付けたが、発売以来トップセールスであることはこの上ない喜びだ」とCook氏は述べている。