fossBytesに月16日(米国時間)に掲載された記事「How To Stop Google From Tracking Your Location? [This Time For Real]」が、AndroidデバイスにおいてGoogleによる位置情報トラッキングを無効化する方法を伝えた。

Googleは各種サービスで位置情報を利用しているため、デフォルトではユーザーの位置情報が収集される設定になっている。したがって、トラッキングを無効にすると、Googleが提供している各種サービスに影響を及ぼす可能性がある。

記事で説明している位置情報のトラッキングを無効にする手順はこうだ。まず、Androidデバイスの[設定]の[アカウントとサービス]から[Google]をタップする。[Google]から[Google アカウント]をタップすると、自分のアカウントの画面が表示されるので、[データとカスタマイズ]をタップする。表示された画面から、[ウェブとアプリのアクティビティ]をタップする。次に表示される画面で、トラッキングを無効にしたり、履歴を削除したりできる。

  • [設定]の[アカウントとサービス]から[Google]をタップすると表示される画面

  • [Google アカウント]の設定画面

  • [データとカスタマイズ]-[ウェブとアプリのアクティビティ]をタップするタップすると表示される画面

  • [ウェブとアプリのアクティビティ]を無効にしようとすると表示される画面

一方、8月15日(米国時間)にNakes Securityに掲載された記事「Google is tracking your location, even when the setting is turned off」は、同様の懸念に対して設定を変更することで位置情報収集を制限することはできるが、完全に無効化することはできないと伝えている。

2017年にQuartzによって報告された報告を引き合いに出し、SIMカードを抜いて工場出荷時の状態にリセットしたにもかかわらず、セルタワーを通じて位置情報トラッキングが実施されていたと説明している。

位置情報はさまざまなサービスを提供する上で重要なファクターになることから、多くの場合で位置情報トラッキングが行わている。位置情報を利用するかどうかはアプリごとに設定できるようになっていることが多い。しかし、プライバシーを侵害した形で位置情報が使われているのではないかという懸念は定期的に指摘されている。