Microsoftは8月14日(米国時間)、「Announcing F# 4.5|.NET Blog」において、F#の最新版となる「F# 4.5」の公開を伝えた。1つ前のバージョンがF# 4.1であることから大きなバージョンアップのように見えるが、実際にはFSharp.Coreバイナリバージョンも含めてバージョンをそろえるためのバージョン番号の増加であって通常のバージョンアップと言える。全体のバージョン関係が以前よりもわかりやすくなった。

F#バージョン FSharp.Coreバイナリバージョン FSharp.Core NuGetパッケージ
ひとつ前 F# 4.1 4.4.1.0 4.x.y (xが2以下は.NET Standardをサポート)
今回 F# 4.5 4.5.x.0 4.5.x
  • Visual Studio 2017 version 15.8に追加されたCtrl-Clickで定義場所に飛ぶ機能 - 資料: Microsoft提供

    Visual Studio 2017 version 15.8に追加されたCtrl-Clickで定義場所に飛ぶ機能 - 資料: Microsoft

  • 該当部分でCtrl-Clickを実施したとこで定義場所に移動している - 資料: Microsoft提供

    該当部分でCtrl-Clickを実施したとこで定義場所に移動している - 資料: Microsoft

  • Visual Studio 2017 version 15.8における自動括弧入力機能 - 資料: Microsoft提供

    Visual Studio 2017 version 15.8における自動括弧入力機能 - 資料: Microsoft

  • F# 4.5で導入されたmatch!機能を使わないで記述した場合 - 資料: Microsoft提供

    F# 4.5で導入されたmatch!機能を使わないで記述した場合 - 資料: Microsoft

  • F# 4.5で導入されたmatch!機能を使使って記述した場合 - 資料: Microsoft提供

    F# 4.5で導入されたmatch!機能を使使って記述した場合 - 資料: Microsoft

F#では最新の.NET Coreの機能が取り込まれているほか、新機能の追加やバグの修正などが行われている。Visual Studio 2017 version 15.8におけるコーディング支援機能も拡張しており、従来よりも効率的な開発が可能になっている。

F#は基本的にはWindowsプラットフォームでの動作を前提としているが、.NET SDKがインストールされていればVisual Studio for MacやVisual Studio Code with Ionideでも利用できる。