Document Foundationは8月8日(ドイツ時間)、「The Document Foundation announces LibreOffice 6.1, a major release which shows the power of a large and diverse community of contributors - The Document Foundation Blog」において、LibreOffice 6系の2つ目のメジャーリリースとなる「LibreOffice 6.1」の公開を伝えた。今回は多くの新機能が追加されたバージョンとされている。

紹介されている主な改善点や新機能は次のとおり。 - Microsoftのデザインガイドラインに基づいて作成された新しいアイコンテーマ「Colibre」の導入。Microsoft Officeと同じカラースキームを使用し、一貫したルックアンドフィールを提供する。 - 画像ハンドリング機能の改善による処理の高速化の実現。Microsoftプロプライエタリフォーマットの読み込み時における処理性能が向上している。 - 異なるモジュールを横断するUXの一貫性を向上させるためにDrawのメニューを再編成(新規ページメニューも追加)。 - Baseの大幅な改善。まだ実験段階とされているが、これまで使われてきたHSQLDBデータベースエンジンを非推奨とし、Firebirdデータベースエンジンを新しいデフォルトエンジンに採用する方針。ユーザーに移行アシスタントを使ってHSQLDBからFirebirdへの移行を推奨している。 - LibreOfficeオンラインにおけるすべてのモジュールを大幅改善しているほか、デスクトップ版との一貫性を向上している。 - オンラインヘルプメッセージが改善されている。

  • LibreOffice 6.1動作サンプル

    LibreOffice 6.1動作サンプル

  • LibreOffice 6.1に新しく導入されたアイコンテーマ Karasa JagaとColibre - 資料: Document Foundation提供

    LibreOffice 6.1に新しく導入されたアイコンテーマ Karasa JagaとColibre - 資料: Document Foundation提供

LibreOffice 6.1はDownload LibreOfficeからダウンロード可能。Windows、Mac OS X、Linux版のパッケージが提供されている。WindowsのサポートはWindows 7 SP 1から、MacのサポートはmacOS 10.9からとされている。