10月1日から「BSテレ東」と名称を変えることも発表されたBSジャパン。現在連続ドラマJ枠で放送中のドラマ『極道めし』(毎週土曜21:00〜)は土山しげるによる同名コミックを実写化した。刑務所を舞台に、5人が順番にシャバで食べた美味しかった食べ物の話をしていき、「ごくり」と喉を鳴らせた人数の多いものが勝者となる。

ユニークな設定に加え、今野浩喜・徳井優・柳沢慎吾・小沢仁志という一筋縄ではいかない刑務所メンバーたちのハイテンションな演技が爆笑を誘う中で、主役の原一平を演じるのが福士誠治だ。ときには周囲に乗りつつも、”新入り”として巻き込まれていく一平をどう演じていたのか。福士にインタビューした。

  • 福士誠治

    福士誠治 撮影:泉山美代子

刑務所の中から逸脱する芝居

――『極道めし』、記者向け試写でこれだけ笑いが起こっているのは、『勇者ヨシヒコ』以来かも、というほど盛り上がっていたように思いました。

それは嬉しいですね。回想シーンで色々な格好をするので、誰か、勇者の格好になる回があってもいいのではないかと思います(笑)。僕自身も他のみなさんも、初めてに近いくらい笑う瞬間が多い撮影だったのではないでしょうか。顔合わせのときから、笑いがすごかったですから。

もちろん、特攻隊長の慎吾さんの存在が大きいのですが、良い雰囲気だというのは最初から感じました。顔合わせの日は、僕の誕生日だったんです。みなさんがケーキを用意して下さっていたのですが、どうも僕のタイミングが……挨拶で「誕生日に始められて嬉しいです」と言ってしまって。周りの方が「あっ、あっ」と慌てて半分くらい電気が消えて、ケーキを持ってきてくださって、面白い現場を予感させるようなお祝いでした。

――会見も破天荒でしたが、ドラマにはかなり現場の雰囲気も反映されているんですか?

刑務所の中という設定なので、普通は規則が厳しいところですが、お芝居の中では逸脱している部分がかなりあります。みんなの雰囲気で、想像を超えた作品ができている感覚はあります。

――面白い台本を、皆さんの演技がもっと膨らませていそうだという印象がありました。

僕も台本を読んだときに、言い回しや展開が面白いなと思ったし、もとから大好きな脚本家さんですが、やっぱり現場の芝居でかなりプラスになっているところも感じます。