東京が誇る観光地の代表格・浅草。外国人観光客も年々増えているこの地で、観光拠点として世界中のお客さんをおもてなししている老舗ホテルが「浅草ビューホテル」だ。2017年末には、海外からの観光客らにニーズに応えるべく、1Fフロアを和モダンな落ち着いた雰囲気に一新するなど、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて改革を行っているという同ホテル。この夏、「シェフの饗宴 グルメバイキング View1グランプリ」なるイベントを開催するとのことで、試食会にお邪魔してきた。

  • 贅沢に和を堪能したいなら「海鮮 鯛しゃぶ」

今までにない斬新なホテルバイキング

「シェフの饗宴 グルメバイキング View1グランプリ」は、20年間毎年恒例となっていたサマーバイキング「サンサンバイキング」を、「食のView、味のView」をテーマに一新して開催されるバイキング。

ところで、「View1グランプリ」ってなに?という疑問なのだが、これはただ単にバイキング料理を食べるだけでなく、エンターテイメントとしても楽しんでもらうべく、和洋中それぞれのシェフが考案した料理をスペシャルブースで実演。実際に食べたお客さんによる投票で、ナンバーワンシェフを決めようというもの。

フライヤーに「こんなバイキング、今まであっただろうか!?」と書かれている通り、確かにそんなバイキングは経験したことない。そうなると、「私のことは嫌いでも浅草ビューホテルは嫌いにならないでください!」と叫ぶシェフや、開催中に卒業宣言したり週刊誌に取り上げられるシェフが現れるのかも……などといらぬ妄想をしてしまいがちだが、そういうことではないことは、総料理長の小堀仁さんをはじめとする貫禄漂うシェフたちとズラリ並んだ豪華料理を見れば一目瞭然。これはふざけている場合ではない。襟を正して料理をいただいてみた。

シェフ自慢の一皿が勢ぞろい

洋食の「フォアグラのソテーポルチーニ焼きリゾット添えバルサミコソース」は、煮詰めたイタリア産バルサミコソースの甘酸っぱさにより、フォアグラの濃厚さを際立たせている。絶妙な柔らかさのリゾットのまろやかさもあり、うっとりするような一品だ。

  • フォアグラとリゾットのまろやかさはとろけるよう

中華では、鴨の燻製、自家製チャーシュー、若鶏の照り煮等、香港名物のチャイニーズバーベキューが楽しめる。鴨の燻製が香ばしく、特におすすめだ。

  • 鴨肉!豚肉!鶏肉!肉好き垂涎のチャイニーズバーべキュー

和食では、鯛をさばくシェフの技術も目を見張る「海鮮 鯛しゃぶ」が実演提供される。出汁にさっとくぐらせて野菜と共に食べる鯛は、ほっとするような味わいだった。

  • 出汁と鯛の旨味による滋味深さは和食の真骨頂だ

また、デザートも豊富な種類が取り揃えられており、浅草ビューホテルラウンジ穂乃華で一番人気の和栗モンブランが「デリシャスモンブラン」として提供されるなど、別腹には収まり切りそうもないから、スイーツ好きには嬉しい悲鳴なはず。8月10日(金)から8月18日(土)まで実施されるのでグルメファンはお見逃しなく(料金等詳細は浅草ビューホテルHPまで)。

  • デザートもこの通り豪華。別腹なんて言ってる場合ではないのだ

  • 定番スイーツをグレードアップさせた「デリシャスモンブラン」