女優のエヴァンジェリン・リリーが、『LOST』でヌードを強要されるようなプレッシャーを感じたと発言したことに対し、J・J・エイブラムスが謝罪コメントを出した。

J・J・エイブラムス

J・J・エイブラムス(C)BANG Media International

エヴァンジェリンが、2日に公開されたインタビューの中で、ケイト・オースティン役を演じていたABC局の同ドラマの中で半裸シーンをやらざるを得なくなり、屈辱を味わったと口にしていたことを受け、同番組のクリエーターであるエイブラムスとデイモン・リンデロフが「安心できない職場」に感じさせてしまったことを謝罪した。

同番組の製作総指揮を務めたジャック・ベンダーとカールトン・キューズも含めた共同コメントにはこうつづられている。「エヴァンジェリンのメディアにおける今朝のコメントを受け、『LOST』の職場で彼女が経験したことを心から謝罪しようと我々はすぐに連絡を取ろうとしました。いまだに連絡は取れていませんが、心から申し訳ないと思う気持ちは変わりません。職場で安心できない人がいてはならないのです」

きっかけとなったインタビューの中でエヴァンジェリンは、2シーンの中で自分の体が自分のコントロール下にないと感じ、撮影が終わった時には震えが止まらなかったと話していた。「シーズン3で、一部裸になるシーンをやらざるを得ない状況にされるという嫌な経験をしたの。私はやるしかないように感じた」「撮影が終わった時には屈辱感と震えに襲われた。大泣きしていたけど、その後はすごく力強いシーンをやらなければいけなかったの」「シーズン4でまたケイトが着替えるシーンがあって、なんとか自分の管理下で出来るようにすごく努力したけど、結局はまただめだった」「だからそれで『もうこりごり。どんな脚本を書いてもいいけど、私はやらない。この番組ではもう2度と脱がない』って言ったの。それで本当にその後は脱がなかったわ」

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